息子と公文
息子は公文を3歳頃からはじめて年少の時にやめました。
公文をやめた理由は「公文をやめた4つの理由」に書いています。
だけど、公文自体は優れた教材だと思いますし、合う子は伸びると思います。
ただ「公文のオブジェ」でも書いたようにオブジェや高進度自体が目的になってしまうと、よくないと感じます。
公文の教室
公文の中には高進度を目指してどんどん進める教室もあれば、子供の理解力を見てじっくり進める教室もあります。
ちなみに息子が通っていた教室はある程度の決まりがあり、どんなにすらすらできていても最低2周は必ずやると決まっていました。
どのやり方が良いのかは、子供次第で変わると感じています。
ただ、どんどん進める教室の場合は注意も必要だと思います。
忘れる
ネットを見ていると、公文で以前やった部分を忘れてしまって、きちんと解けなくなっているという話をちらほら聞きます。
高進度を目指してどんどん先に進む教室の場合、きちんと基礎が固まる前に、先の単元に進んでしまっている子もいるのではないかと感じます。
公文の教材は四則演算を種類ごとに分けて取り組みます。
かけ算に入ったらひたすら毎日かけ算をやり、足し算や引き算の復習は基本的にやりません。
だから幼い子でも普通の子でも先取りが可能です。
ですが幼い子供ほど、新しいことを習うと、以前学んだことが抜け落ちてしまいがちです。
「幼児に足し算を教える方法」や「幼児に引き算を教える方法」にも書いていますが、息子に先取りで計算問題を教える際は、必ず前の復習を同時にやっていました。
これは意外と大切だと感じています。
やることは増えてしまいますが、先取り分を減らしてでも、以前に教えた部分がしっかり定着するまで復習させることは重要です。
戻る
公文は基本的に四則演算をひとつづつクリアしていく形になりますが、子供理解が曖昧な場合は、一度戻るという手段もあります。
ただ、前の単元に戻るのを嫌がる子も多いようです。
どんどん先に進んで周りから認められたいと思う気持ちは誰にでもあると思いますし、クリアしたはずのレベルに戻されることに不満を感じるのは当然だと思います。
そういう子の場合は公文とは別に何か教材を用意しても良いかもしれません。
例えば公文で習い終わったところは山本塾のドリルを使って、タイム内のクリアに挑戦していくという形なら、子供も前向きに取り組みやすいのではないでしょうか。
とにかく、どんな形であってもきちんと定着するまで基礎を徹底することは大切だと思います。