悲しい事故
去年も保育園のバスに閉じこめられて幼い子供が亡くなったのに、今年もまた幼稚園のバスに閉じ込められて子どもが亡くなる事故がおきてしまいました。
去年の事故のあと再発防止のための策がとられていたにもかかわらず、同様の事故がおきてしまったのは本当に悲しいことだと思います。
事故当日は運転手が休みで理事長が変わりに運転していたようです。
どんなに徹底したシステムを作っても、ヒューマンエラーは出る可能性があります。
今回のようにトラブルにより、いつもと違う不慣れな人間が送迎を担当する可能性もあります。
過去には、親が子供を車内に放置してしまい亡くなるという悲しい事故もありました。
確認を徹底することはもちろん大切ですが、それでも人為的なミスがおこる可能性をゼロにはできません。
だから子供に助けを呼ぶ方法を教えていくことも大切だと思います。
クラクションの鳴らし方
去年の置き去り事故があった時に、私は真っ先に息子にクラクションの鳴らし方を教えました。
SNSでも話題になっていたようですが、それを目にする前から教えていました。
年齢の近い子を持つ親の考えることは同じなのだと思います。
息子は亡くなったお子さんと年齢が近かったこともあり、他人事とは思えませんでした。
大人なら閉じ込められればクラクションを鳴らして知らせることを思いつきます。
でも普通の子供はクラクションを鳴らした経験などはないでしょうし、鳴らしているところすら見たことがない子もいるでしょう。
だからクラクションの存在自体を知らない子供は大勢いると思います。
悲しい事故があると園を責めたり、システムを改善を求める声が多くあがります。
もちろん、それらも大切なことだと思います。
でも小さなお子さんのいる家庭は、まず自分の子供に助けを求める方法を教えてあげて欲しいと思います。
今回の事故のことも息子と話し合い、バスや車に閉じ込められた場合はクラクションを鳴らすように再度言い聞かせました。
息子が園バスに乗ることはもうないですが、それでもバスや車に閉じ込められる可能性はゼロではありません。
何かトラブルがあった時に、人に助けを求める方法を知っておいて損はないと思います。