30年前
以前、不登校関連の動画の中で、興味深い話を見かけたことがあります。
その動画の中では、30年前までは親は殴ってでも子供を行かせてたという話が出ていました。
さらに20年前は、出来る限り学校に戻したほうが良いという風潮で、現在は、学校は命をかけてまで通うところではないという考えが主流になってきたそうです。
ただ我が子のことになると、それを受け入れることができない親御さんも多いようです。
行かない選択肢
私の中の認識も同じで、20~30年ぐらい前は今よりもずっと学校に行って当然という風潮が強く、行かない選択肢は今のように多くはなかったと思います。
そして現代はそんな時代よりも不登校児が増えています。
確かに学校なんて命をかけてまで行く場所ではありません。
凄惨ないじめを受け続けている子が、無理してまで学校に行く必要はないと私も思います。
だけど、近年は子供の命にかかわるような状態でなくても、とりあえず無理させずに休ませた方が良いという風潮が強いと感じます。
それが不登校児を増やす原因のひとつになっているのではないでしょうか。
背中を押す
前に「兄弟で不登校の家庭」や「死ぬ気で学校に行った結果」でも書きましたが、少し無理して学校に行った結果、不登校にならずにすんだ事例もあります。
確かに子供が死んでしまうぐらいなら学校になんて行かなくても良いと思うのは、親として当然の心理だと思います。
だけど、何でもかんでも無理させずに大事をとって休ませることが良いことだとも思えません。
そういった親の行動が、かえって子供の将来を奪ってしまうこともあると思います。
学校を休ませて好きな事だけさせる生活をさせれば、今は良くても、数十年後に生活や仕事に行き詰まり、結局追い込まれてしまうこともあるのではないでしょうか。
だから子供の様子をきちんと見て、ある程度元気が出たら、タイミングを見て子供の背中を強めに押すことも大切なのではないかと感じます。