発達障害
以前、とある発達障害の女性が、小学校時代にクラスメイトからいじめを受けた話を読んだことがあります。
その方は社交不安症のような症状が出て、学校に行くのがとても憂鬱だったそうです。
一度両親に訴えたそうですが、お父さんは「学校に行かなければ将来路頭に迷う」と脅し、お母さんは泣いて寝込んでしまったので、その後も死ぬ気で学校に通い続けたそうです。
最終的に、その方は私立中学に進学することで、いじめ被害から逃れることができました。
昔の不登校
その方はもう大人なので、かなり昔の話だとは思いますが、昔は子供が学校に行きたくないと言っても無理矢理行かせていた家庭のほうが多かったと思います。
そして、そういう時代のほうが、実は不登校児になる子は少なかったのです。
その女性は大学を出て今は執筆関係のお仕事をされているようですが、もし小学校で完全不登校になっていたら、今のように働くことはできていなかったかもしれません。
無理させない
最近は、子供が学校に行くのを嫌がれば無理して学校に行かせるべきではないという風潮が強いと感じます。
その対応が正しいかどうかは、子供によって変わってくると感じています。
実際には、親が無理に学校に行かせなかった結果、頑張れば学校に通えていたはずの子が、完全不登校になってしまうようなケースもあるのではないかと感じています。
子供に無理させない世の中になるにつれ不登校が増えている現実を見ると、今のやり方が正しいようには思えずにいます。