個人の感想
息子に発達障害の傾向があると感じることや、年々不登校児が増えている現状から、私も1年ほど前から不登校問題に強い興味を持つようになり、色々調べるようになりました。
その中で、やはり不登校になりやすいと感じる家庭はあります。
あくまで、個人の感想であり、特に統計等はありませんので、ご了承の上お読みいただければと思います。
不登校の予兆
実は少し前から、不登校になるのではないかと感じていた家庭がありました。
親御さんは自分で考えられる人間にしたいと、子供に教えない教育をされていたようです。
未就学児の頃は、お子さん達は自由にのびのび育ってきたようですが、兄弟ともに最近学校に行くのを最近嫌がるようになってきたそうです。
「自主性を尊重しすぎると自主性が育たない」でも書きましたが、自分でやりなさいと言う先生のクラスと、手伝ってくれる先生のクラスでは、1年後に自ら考えて自主的に動けるようになった子は、手伝ってくれる先生のクラスの子供達でした。
幼い子供に教えないまま放っておくと、子供は最低限やるべきことすらせず、ひたすら好きなことや、楽なことばかりをするように育ってしまうのでしょうか?
幼児期と学校生活の乖離
ブログやSNSを見ていても、実際の家庭を見ていても、いじめなどの理由以外で不登校になった家庭は、私から見ると自由で放任主義の家庭が多いです。
つまり近年よく言われているような過干渉な家庭とは真逆で、入学準備もせず、とにかく自分の好きなことだけをして育ってきた子が多いと感じます。
例えば、幼い頃から習い事などの練習や、勉強など、何か決まったことを毎日さぼらず頑張ってきたような子は、ほとんど見かけません。
これは、幼児期からつけてきた習慣(何でも自由に好きな事だけ好きな時にすれば良い)と、学校生活(ルールに合わせて、嫌なことでも我慢して決まった時間にやる)との間に、大きな乖離があるからだと思います。
発達障害
普通の子なら、幼少期は自由に過ごしていても、小学校に入ったら、また新しい習慣に慣れていけるのかもしれません。
だけど発達障害の子は、ただでさえ新しい環境が苦手です。
準備や支度なども、みんなと同じペースでできず、自分の自由にできていた時間も座って勉強せねばならず、家での自由時間も宿題で削られて、さらに勉強でもみんなから遅れてしまう。
だから、発達障害のお子さんを、幼い頃から自由に好き放題させてきた家庭が、一番不登校になりやすいのではないかと、最近思います。
そうならないためにも、少しずつ学校と同じようなルールを家庭でも作り、勉強を教えて学習習慣をつけておいたほうが良いと思います。
特に発達に特性がありそうなお子さんの場合は、未就学児の頃から準備しておくことで、不登校を防止できるかもしれません。