失敗した人を見て笑わない
私は息子が小さい頃から、私や夫が何かで失敗した時に息子が笑うことを注意してきました。
そして、もし自分が失敗した時に、誰かに笑われたらどう思うか考えさせました。
笑うのではなく、お母さんが失敗して困っていたら「大丈夫?」と聞いて欲しいと息子には伝えています。
悪意がなくても人を傷つける
幼い子供に対して厳しすぎると思われる方もいるかもしれません。
だけど幼い子供だからこそ、きちんと善悪を教えていくことが大切だと私は思っています。
例え本人に悪意がなくても、友達を傷つけてしまう可能性はあります。
「たたかない子の育てかた」にも書きましたが、私は息子に人を傷つける人間にだけはなって欲しくないと思いながら子育てをしています。
年齢が上がるほど親よりも周りの環境の影響が強くなるので、将来のことはわかりません。
ただ息子は今のところ、思いやりのある優しい子に育っていると感じます。
失敗して手をあげれなくなる
息子は幼稚園時代の朝の会で、間違った答えを言って友達に笑われたことがありました。
その失敗の後、息子は手をあげることに消極的になりました。
私は間違えても恥ずかしくないことを、何度も息子に言い聞かせました。
例え友達が笑ったとしても、それは笑っている友達が良くないことをしているんだよと伝えました。
手をあげることを強制したりはしませんでしたが、自分の意見を言うことも時には大切なことだよと教え続けました。
息子は時間がたつにつれて、徐々に自信を取り戻していきました。
その後、思い切って手をあげて発言した内容が採用されたこともあり、手をあげることに対する抵抗はなくなったようです。
想像力
幼い子供は、自分の行動に対して相手がどう思うかを想像する力が弱いです。
そのため他人の失敗や間違った答えを笑ってしまうこともあるでしょう。
だからこそ親が、相手の気持ちになって考えることを教えていくことが大切だと思います。
失敗や間違いを笑われることが嬉しい人なんて、ほとんどいません。
自分が面白いから笑うのではなく、相手が嫌な気持ちになる時は笑わないということを、息子にも教え続けていきたいと思います。
息子はまだ幼いので、たまに我慢できずに笑ってしまうこともありますが、せめて失敗を笑うことは悪いことだと理解させておきたいです。