たたかない子の育て方 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

たたかない子の育て方

たたかない子に育てたい

私は息子が生まれる前から、絶対に人を傷つける人間にだけは育てたくないと思っていました。

だから人を叩いたり傷つけるような行為や危険な行為に関しては、一番厳しく躾けてきました。

息子は今のところ他人を叩いたことはないと思います。

幼児期には癇癪をおこして手が出そうになっても、自分でぐっとこらえて振り上げた手をおさめることができるようになっていました。

もちろん生まれつきの性格や特性もあると思います。

それでも育て方や周りの環境の影響は大きいと感じています。

たたく前に止める

私は、まず子供に人を叩かせないことが大切だと考えています。

そのため息子がまだ赤ちゃんの頃から叩きそうなしぐさをすると、手を持って止めて「たたいたら痛い」「ダメ」を繰り返し言い聞かせていました。

玩具や手が当たりそうになった時も「痛い」「ダメ」と言って止めていました。

息子は人よりも早くに叩くことは悪いことだと認識していたと思います。

大げさに痛がり嫌な顔をする

もし止めるのが間に合わなくて当たってしまった時は大げさに「痛い」と言って、露骨に嫌そうな顔をしました。

子供が癇癪をおこした時だけではなく、わざとでない時や遊びの中で冗談っぽく叩いたり押した時にも同じように対応しました。

その影響がどの程度あったかはわかりませんが、息子は外で人を叩こうとしたことは一度もありません。

人に暴力をふるうと相手が痛がり不快な思いをするということは、早めにきちんと教えて良かったと思っています。

幼い子供の遊びだからと許容する人もいますが、それを繰り返せば遊びの中でなら暴力をふるってもよいと考えるようになってしまいます。

冗談でも暴力をふるうような行為や危険な行為はダメだと厳しく教えることが重要だと思います。

成功体験はさせない

何度も人を叩いてしまう子の中には、過去に人を叩いたことによる成功体験をしている子も多いと思います。

例えば遊びたいおもちゃを使ってる子を叩いたら、その子が逃げて行っておもちゃで遊べたというような体験です。

息子がまだ2歳の頃、ある施設で同年代の子に押されておもちゃを奪われたことがありました。

その子のお父さんは少し離れたところでスマホを見ていて気付いていませんでした。

こうやって親の知らないところで子供が成功体験を積んでいくと、暴力をふるうと良いことがあると子供は勝手に学んでしまいます。

そうなってから親が暴力はだめだと諭してもなかなか効果が出ません。

もし私がその子の親なら謝罪して、すぐにその施設を出たと思います。

暴力をふるって一時的に人からおもちゃを奪えても、後でもっと悪い状況になると子供に教えることは大切だと思います。

まだ小さいからと甘やかしてしまうと、後になるほど躾は難しくなると思います。

小さい頃は、なるべくマイナスの成功体験を積ませないことが大切です。

アンパンチは悪いこと

アンパンマンごっこをしてアンパンチ をしている子もいると思います。

アンパンマンは架空の物語ですし、放送すべきではないとか子供に見せてはダメとは思っていません。

ただ親が一緒にアニメを見て、現実世界で暴力をふるうのは良くないことだよと教えることは大切だと思います。

私は息子が小さい頃から、様々なことについて、もし大人が同じことをしたら警察に逮捕されることもあるよと教えてきました。

特に暴力については、例え相手が悪くても暴力をふるってケガをさせたら逮捕されるということを言い聞かせてきました。

アンパンマンは見せても良いと思いますが、暴力で解決するのは悪いこだと教えたほうが良いと思います。

戦いごっこは当てるの禁止

アンパンチも戦隊物の戦いごっこも息子の幼稚園ではやっている子がいなくて、息子もやったことがありません。

私は戦いごっこはやらないのが一番良いと思っていますが、幼稚園や保育園によっては戦いごっこが流行っている園もあるかもしれません。

そんな場合でも、実際に人に当てたら絶対にダメということは厳しく教えるべきです。

もしも戦いごっこをするなら、人に当たらないように細心の注意を払うことが重要です。

うまくコントロールできないうちは、やはり戦いごっこ自体を禁止にしたほうが良いと思います。

プロレスごっこは言語道断

家族でプロレスごっこをして技をかけあったり、悪ふざけで親が子供にプロレス技をかけるような家庭もありますが、個人的には言語道断です。

こういうことを家庭内で繰り返していると、子供は遊びや悪ふざけなら人に暴力をふるっても良いと学びます。

自分がプロレス技をかけられても嫌じゃないから、きっと友達も楽しんでいるはずだと思ってしまいます。

もし子供に格闘技をさせたいなら、家の中でやらずに教室やジムに通わせてください。

教室やジムという空間の中でスポーツとしてやるなら、プライベートとは切り離して考えやすいです。

また、きちんとした教室なら教室外でやってはダメだと教えてくれると思います。

躾は最初が肝心

私は子供の躾や教育は最初が肝心だと思っています。

幼い頃にされた意識付けは、そう簡単には変えられないと思います。

特に成功体験をした後の状態から子供を変えるには、親にも相当な努力が必要になります。

だから子供が叩くことによる成功体験を積む前に、暴力は絶対にダメなことで自分にとってもマイナスになるという意識付けをすることが大切だと思います。

子供が小さい時はついつい甘やかしたくなる気持ちもわかりますが、どうしても譲れない部分に関しては早めに教えていくのが良いと思います。

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