迷惑行為
発達障害だから、他の子よりも苦手なことがあるのは仕方ないのかもしれません。
だけど「子供だから仕方ない」と一緒で、迷惑かけた側の親が「発達障害だから仕方ない」と言ったり、周りに配慮を求めることには違和感があります。
以前SNSで、あるイベントで子供が迷惑行為をしてスタッフに注意された時のことを書いてらっしゃる方がいました。
その方は「発達障害だから仕方ない」とは直接書かれていませんでしたが、周りに配慮や理解を求められているように思えました。
親の対応
発達障害という事情があるとしても、親御さんの子供への対応も甘いと感じてしまいました。
その方のお子さんは迷惑行為をしてスタッフに注意されましたが、親御さんは何とかやりすごし子供をそのままイベントに参加させていました。
ちなみに我が家の場合は、幼い頃から一度目の迷惑行為をした時点で「やめないなら帰るね」や「次にやったら帰るね」と言っていました。
その後も息子が意図的に迷惑行為を続ければ、息子がどんなに泣こうが帰ります。
実際に息子が幼い頃、約束を守れず、注意したあとも言うことを聞けなかったので、途中で帰ったことが何度かあります。
約束を守らず親の言うことを聞かなくても大丈夫だったという成功体験だけは絶対に積ませたくなかったので、かなり厳しく対応していました。
息子は約束をやぶったり迷惑行為をしたら、自分にも悪いことがおきると、早いうちから理解していたと思います。
せっかく足を運んだイベントなのに途中で帰るのはもったいないとか、子供がかわいそうと思う方もいます。
ただ子供の将来のことを考えれば、そこで甘やかしてしまうほうがかわいそうだと私は思います。
ルールを守ることや我慢することができなければ、将来的に自立することも難しくなります。
大きくなれば落ち着くと言う方もいますが、大人になっても欲望を我慢できずに罪を犯す人はいます。
私は子供のうちに少しずつ自制心を育てることこそが、子供を自立させるためにも大切だと考えています。
成功体験と失敗体験
子供はあっという間に大きくなります。
まだ小さいから大丈夫と思っていても、最初についた悪い習慣はなかなか変えられません。
子供は成功体験を積めば積むほど過去の成功体験にしばられて、親が何か言っても素直に聞けなくなります。
早くから悪いことは失敗体験に、良いことは成功体験に変えていくことが大切だと感じています。
発達障害のお子さんのことはよくわかりませんが、やはり悪い行為に対する成功体験を積むことはマイナスになるのではないかと思います。