親のために勉強する子供
たまにインターネット上で「子供は親のために勉強してる」とか「親が喜ぶから勉強している」というコメントを見かけることがあります。
確かに幼い子供が、自ら自分の将来のために勉強するのは難しいかもしれません。
でも個人的に、この考え方のままなのは、少し危険だと感じています。
子供が親のために勉強している状況のままだと、親子関係にひびが入った時や、親よりも友達を優先する年齢になれば、子供は勉強しなくなります。
きっかけ
幼児が勉強を始めるきっかけは、親が喜ぶからとか、勉強が楽しいからでも良いと思います。
ただ、この意識は早めに改善しておいたほうが良いと思います。
できれば小学校入学までに、少しずつでも、自分の将来のために勉強するんだという意識を子供に植え付けておくのが良いと感じています。
勉強とお金の大切さ
「勉強の大切さを教える時期」にも書きましたが、私は息子が小さな頃からずっと勉強の大切さを教えてきました。
それと同時に、お金の話も普段からしています。
幼い子供は、まだ金銭感覚が曖昧なので、何にいくらかかるのか正確に把握できません。
だから簡単にお金が手にはいったり、努力しなくても今と同じレベルの生活がおくれると考えてしまいがちです。
だけど、それは決して当たり前ではないことを子供に教えることは大切だと感じます。
幸せは当たり前ではない
息子には、今ある幸せが当然ではないこと、お金がなければ今のようにおでかけしたり旅行することはできないことを、普段から話しています。
息子がオーロラを見に行きたいと言った時も、我が家にそこまでの経済的な余裕はないから、どうしても行きたいのなら将来自分でお金を貯めて行くようにと伝えました。
オーロラを見るためには、たくさんのお金と日数が必要なことや、きちんと休みがもらえる会社でないと、長期の旅行には行けないことも教えました。
そして希望する会社で働くためには、一定以上の学歴が必要な場合もあることを普段から伝えています。
勉強ができれば必ず幸せになれるわけではありませんし、子供に勉強させるために、そのような嘘をつくのは良くないです。
だけど学歴と収入や、収入と幸福度は、ある程度まで相関があるのも事実です。
嘘をつくのは良くないけれど、幼い子供でも真実は伝えて良いと思います。
息子には、そういう話を未就学児の頃から、わかりやすく伝えてきました。
幼い頃から世の中の仕組みやお金の大切さを教え続けてきたことで、息子の中にも「自分のために勉強する」という意識が、少しずつ育ってきていると感じます。
子供は楽なほうに流されやすいので、小さい頃から自分のために勉強することの大切さは何度も教え続けたほうが良いと思います。
ただし嘘をつくと逆効果になることもあるので、その点は注意が必要だと感じています。