子供に選ばせることが大切
近年の教育では子供に自ら選ばせることが大切と言われています。
私も一から十まで子供の全てを親が決めてしまうのは良くないと考えています。
だから普段の生活の中で、どれを選んでも良い場合は、積極的に息子に選ばせるようにしています。
だけど勉強についてだけは別だと思います。
一度やらないという選択肢を与えてしまうと、子供は勉強をやるかやらないかを自分で選択できると考えてしまいます。
よく幼い頃から勉強させると、勉強嫌いになると言う方がいます。
「勉強が好きな子」でも書きましたが、これは親が子供に勉強させようとして子供が拒否し、最終的に親がおれて勉強しなくてよくなったことが、成功体験として残ってしまっているからではないでしょうか。
小学校の宿題ならやらないことを許す親は少ないと思いますが、幼児期の家庭学習の場合、親のほうがおれて、やらないことを許してしまうことも多いと思います。
子供は過去の体験をもとに行動するので、勉強が嫌だと拒否したらやらなくてすんだという成功体験は、大きなマイナスになると思います。
勉強は必ずする
我が家は未就園児の頃から、勉強すると決めた日は、体調不良の時以外は必ずしています。
体調不良で幼稚園を休んだ場合も、その後、元気になって遊びたくなったら、まずやれなかった朝の学習を終わらせてから遊ばすようにしていました。
旅行などで勉強できない日は割り切っていましたが、勉強すると決めている日に、子供の気分で勉強しないというのは許しませんでした。
シールやハンコなどの小さなごほうびを活用したり、検定などの目標をたてたり、勉強の大切さを日頃から話したりして、息子自身がやる気を出す努力もしてきました。
だけど、それ以上に大切だったと思うのは、旅行や体調不良以外の理由で、勉強しなくても良いという例外をつくらなかったことだと思っています。
息子が素直に勉強してこれたのは、これまで息子の中に勉強をしないという選択肢がなかったからだと思います。
友達の影響
今は息子は小1なので、まだまだ親の影響が大きい時期です。
だから今のところは、素直に勉強に取り組んでいます。
息子は周りの友達も、自分と同じぐらい勉強していると思っているようです。
周りは教育熱心な家庭が多いので、実際に息子と同じぐらい勉強している子も大勢いると思います。
今は息子の中に勉強しないという選択肢はないし、勉強するのは当然だと思って過ごしています。
ただ、この常識が崩れ去った時が一番怖いと感じています。
もし息子が大きくなった時、たまたま仲良くなった子が勉強せずに毎日ゲームをして遊んでいることを知ったら、息子がどう思うのか不安です。
子供の友人関係に親が口をはさむのは良くないと思いますが、できることなら中学受験が終わるまでは、勉強するのが当たり前という価値観の中で過ごしてくれることを願います。