勉強好きで優秀な子
優秀なお子さんの中には、自ら進んで勉強するような、勉強好きな子もいると思います。
二月の勝者で例えるなら島津くんや花恋ちゃんのようなタイプの子です。
勉強好きで優秀な子を見て、我が子も勉強が好きになって欲しいと思われる親御さんも多いと思います。
でも親の育て方で、そのレベルまで子供を勉強好きにするのは、かなり難しい気がしています。
親が放っておいても自ら夢中で勉強するような子は、やはり天性の才能の部分が大きい気がします。
まず勉強嫌いにさせない
ごく普通の子を、自ら夢中で勉強するような勉強好きにすることは難しいと、私は考えています。
逆に勉強が大嫌いという子にしないために、親がやれることはあると思っています。
普通の子の場合、子供を勉強好きする取り組みよりも、勉強嫌いにさせないことのほうが大切な気がしています。
学習習慣
勉強嫌いにさせないためにできることのひとつは、幼い頃から勉強する習慣をつくることです。
早いうちから勉強が生活の一部になっていれば極端に勉強を嫌う可能性も低くなります。
そのためには「勉強が習慣化しにくい理由」にも書いたように親の覚悟が必要だと思います。
親が「小さい子供にかわいそう」とか「小さい頃から無理に勉強させると勉強嫌いになる」と考えてしまうと、学習習慣はつきにくいと思います。
歯磨きと一緒で習慣化するまでは、親も毅然とした態度をとり、当たり前にやるべきことだと子供に認識させることが大切だと思います。
子供は過去の成功体験をもとに生きています。
だから「勉強が嫌だ」と騒いだらやらなくてすんだという経験も、子供の中で成功体験になってしまう可能性が高いです。
幼い頃から勉強させると勉強嫌いになると言われる方達は、そういった成功体験を積んでしまった子供達を見て、そう思われているのかもしれません。
確かに勉強に対して悪い成功体験をつませるぐらいなら、最初からやらせないほうが良いと思います。
学習習慣をつけると決めたら、親もぶれずに習慣化できるまで、しっかりやることが大切だと思います。
勉強が得意と思わせる
人は苦手だと思うことには消極的になり、逆に得意だと思うことは進んでやりたくなります。
だから最初に勉強に苦手意識を持たせないことは、とても大切です。
みんなができていることが、自分には難しいと感じると、自信もどんどんなくしてしまいます。
子供に自信をつけさせるために、幼児期から先取教育することも、ある程度有効だと思います。
刺激が強い遊びに慣れさせない
あくまで個人の感想ですが、勉強嫌いのお子さんを見てると、幼い頃からゲームやYouTube視聴など、楽で刺激の強い遊びをしている子が多い印象を受けます。
例えば毎日豪華な食事をしている人に白米のおにぎりを出しても、物足りなさを感じます。
だけど戦時中のように食べることが難しい状況にいる人にとって、白米のおにぎりは、とても美味しいご馳走になります。
これは勉強も同じではないかと、私は考えています。
普段から強い刺激に慣れていると、勉強して解けた時の喜びや、新しいことを知った時の感動が弱まってしまう気がします。
だから小さい頃は、なるべくゲームやYouTubeなどの楽で刺激の強い遊びを制限することは、案外大切なのではないかと思っています。