本格的な勉強が始まる前に勉強の大切さを教える
小さい頃は勉強のことなんてうるさく言わずに、のびのび育てたいと思っている方も多いと思います。
でも、もし子供が大きくなった時にきちんと勉強して欲しいと思うなら、勉強の大切さだけでも早くに教えておいたほうが良いと思います。
小学校に入学して勉強が始まったタイミングや、高学年になって成績が悪くなってきたタイミングで、親が急に「勉強は大切だ」と言い出しても、子供はとまどいますし親を疑います。
子供からすれば、これまで勉強のことなんて話してこなかった親が、急に勉強の大切さばかり語ってきても信用できません。
中には、自分に勉強させるために親はそんなことを言っていると思う子もいるでしょう。
前に「教育方針のぶれ」でも書きましたが、子供に勉強するように言ったところ「お母さんは勉強よりも大切なものがあるって、ずっと言ってたよね」と言い返された方もいます。
だから子供の勉強が本格的に始まる前には、勉強の大切さや社会のしくみは教えておいたほうが良いと思います。
早めに教えたほうが素直に聞ける
私も息子には小さい頃から勉強の大切さを伝えてきました。
息子が素直に勉強を頑張っている理由のひとつは、これまで私がずっと勉強の大切さを教え続けてきたからだと思っています。
コロナで一斉休校中に自宅で遊んで過ごす子も多い中、必死で勉強していた子のお母さんも、同じように小さい頃から勉強の大切さを教えていたとおっしゃってました。
やはり小さい頃からの意識付けはとても大切だと思います。
勉強が始まってから急に勉強の重要性を話したのでは、子供は親が自分をコントロールするために言っていると感じやすいです。
子供の勉強が本格的に始まり、子供が勉強を嫌がるようになってからでは遅いです。
勉強の大切さは、なるべく早くに教えていくほうが良いと思います。
社会のしくみや現実は幼い頃から教える
息子は父親が大好きで、小さい頃から「お父さんと一緒に会社に行きたい」「大きくなったらお父さんと同じ会社で働きたい」と、よく言っていました。
そのような時にも、全員が希望する会社で働けるわけではないという現実は教えました。
人気があって多くの人が働きたいと思う会社は、全員に会って話を聞く時間がない。
だから通っている大学で会って話を聞いてもらえるかが決まってしまうという話を、幼い頃から息子にしていました。
幼い子供に夢のない現実を教えることに、抵抗を感じる人もいるかもしれません。
だけど幼い子供だからこそ、疑いを持たず素直に親の話を聞けます。
勉強ができれば何でも夢が叶うかのように話したり、逆に勉強ができないと必ず不幸になるかのように話すのはよくありません。
子供に嘘をつくと、親子間の信頼関係も崩れてしまいます。
ただ社会の仕組みや現実は幼い頃から教えても良いと私は思います。
もちろん息子には勉強以外の大切なことも、きちんと教えています。
今のところ息子は人に対する思いやりの気持ちが強く、優しい子に育っています。
息子を見ていると、早くから勉強の重要性や現実を教えても、性格が歪むようなことはないと感じます。
勉強の大切さを教えるなら幼い頃から教えるのが良いと思います。