教育方針のぶれ | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

教育方針のぶれ

教育方針はぶれないほうが良い

私は家庭の教育方針が途中でぶれるのは良くないと思っています。

もちろん育児に悩みはつきものですし、色々と悩みながら試行錯誤することも時には必要だと思います。

だから悩んだり、元の教育方針から多少ずれることは仕方ないと思います。

ただ、こっちの道に進むと一度決めたら、その道から急に違う道に進もうとするのは良くないと思っています。

例えば勉強なんできなくてもいいから非認知能力を育てたいとか、勉強よりスポーツを頑張ってほしいと思っていたのに、子供が大きくなると全く勉強しない姿を見て焦り、急に方向転換するのはよくないと思います。

勉強する習慣もなく既に勉強に苦手意識ができているような子供を「勉強しなさい」と叱ったところで、できるようになる可能性は低いでしょう。

その結果、親子喧嘩が増えて家庭内の空気も悪くなります。

こういった急な教育方針の転換は、子供にとっても辛いものになりやすいです。

子供に勉強するように言ったら「お母さんは、勉強よりも大切なものがあるってずっと言ってたよね」と言い返されたという話もあります。

教育方針を途中で変えられると、子供もとまどいます。

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子育ては長期的視野も必要

子供に将来どのように育って欲しいのか、今だけでなく先のことまで、きちんと考えることが大切だと思います。

そしてその大枠の方向性は、基本的に途中で変えるべきではないと思います。

子供の自主性に任せて子供の可能性を信じると決めたなら、最後まで信じてあげてください。

高校生になり将来の進路を決めなければならない段階になって子供を否定するぐらいなら、最初から導いてあげたほうが良いと思います。

世の中には高3の進路指導でYouTuberになりたいから専門学校に行きたいと言い出すような子もいます。

でもその時になってそれは困ると思うのなら、少しずつ現実を見れるように親が導いてあげたほうが良いと私は思います。

確かに自由に育てられ自分の好きなことを見つけて大成する子もいます。

また大成はしなくても自分のやりたいことを見つけて、それを仕事にして自立できる子もいます。

その反面、大人になっても自分の可能性を信じ続けて自分探しを続ける子もいます。

叶わぬ夢を追い続けフリーターになったり、親に寄生し続ける子もいます。

子供の可能性を信じた結果、子供が思うように育たなかった時に子供のせいにして全否定するぐらいなら、最初からある程度の道筋を作ってあげたほうが良いと思います。

それに本当に大成するような才能のある子は、親がある程度の道筋を作っても、将来的には自分で道を切り開ける力を持っていると思っています。

教育方針を変えるのなら早めに

途中で教育方針を変える場合、早くから子供に教えていくよりも親の努力が必要になってきます。

低学年のうちは、まだ親の言うことを素直に聞ける子が多いと思います。

最初は大変かもしれませんが勉強の場合は一度習慣化できれば、そのあとも継続して頑張れる可能性が高いと思います。

勉強以外の面でも小さい子供のほうが順応しやすいです。

だから教育方針を変えるなら、なるべく早いほうが良いと思います。

後になればなるほど子供を変えるのは難しく、親の努力が必要になります。

それでも親が努力を続けられるなら少しずつ子供も変わっていけると思います。

親の都合で教育方針を変える場合、子供を変えようとする前にまず親が努力することが大切だと思います。

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