計算力は大切
中学受験において計算力は、とても大切です。
大手塾でも上位クラスの子はみんな計算が早いと聞きます。
だけど、計算力はあくまで基本的な能力だと思います。
もちろん計算が遅い子よりも計算の早い子のほうが中学受験において有利なのは事実です。
ただ、いくら計算が早くできたとしても、中学受験の勉強に関して優秀な成績を収められるとは限りません。
息子も計算は早いほうだと思いますが、だからといって優秀層になれるとは思いません。
計算は基礎部分
中学受験の勉強にとって計算は本当に基礎の部分だと思います。
料理で言えばキャベツの千切りが早く切れることに似ていると思います。
でも、どんなに早く正確に野菜を切れても、レシピを正確に読みとって理解し、その通りに作業できなければおいしい料理は作れません。
さらに料理を仕事とするのなら自分でレシピを考え出す力も必要になってきます。
どんなに基礎部分が早く正確にできても、そのあとの部分でつまづくと上には行けません。
基礎は大切だけど、その先のことも考えて他のことも少しずつ練習していったほうが良いと思います。
計算力が過大評価されている気がする
中学受験するなら低学年のうちは計算力を鍛えましょうと書かれている本は多いと思います。
実際に私が読んだ書籍の中にも、そのように書かれているものは多いです。
また大手塾の先生も同じことを言われています。
だから幼児期や低学年の頃は、とりあえず公文やそろばんで計算力をつけておけば安心と思っている方が多い気がします。
でも実際に計算力だけでは太刀打ちできないのが中学受験だと私は思います。
もともと優秀な子は、計算力だけを鍛えておけば十分通用すると思います。
でも普通の子は計算力に加えて、通信教育や家庭学習で計算以外の他の分野も早めに理解を深めておいたほうが良いと思います。
計算力が大切と言われるのは、あくまで中学受験のスタート地点に立つために、最低限必要な力だからだと思います。
計算力は大切だけど計算が早いから優秀だと安心するのではなく、それ以外の取り組みも進めていくことをおすすめします。