毒親と麻薬親 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

毒親と麻薬親

毒親とは何なのか

世の中には自分の親は毒親だったと言う人は、それなりにいると思います。

以前、読んだ記事で、毒親に教育虐待され育てられたと言われていた方もそうでした。ですが、その方は、親に小受させてもらって中受させてもらって、大学も良い大学に入り、良いところ就職し、職場の方の紹介で高収入な旦那さんと結婚して、ワーキングマザーとして働かれている姿を見ると、一体何をもって毒親と言うのかわからなくなります。

しかもその方は、今でも母親と交流があり、子供と一緒に買い物や旅行に行ったり、金銭的援助も受けているようです。

これって、本当に毒親なんでしょうか?

本当に自分にとって毒となると思えば縁を切るはずなのに、都合の良い時だけ援助を受ける相手は、とても毒親には見えません。

毒親

前にも毒親については「毒親」で書きました。

そして、その時も書きましたが、最近は麻薬のような親が多いのではないかと思います。

幼い頃は甘やかすだけ甘やかし、好きなだけゲームや動画を見せて、結果的に不登校や発達障害の症状が出てからあわてたり、そのような症状がでても、見て見ぬふりをしたり、学校のせいにして放置する親もいます。

私はこのように、動画やゲームなど子供の好きなことだけさせる親も毒親だと思います。

子供が望んでいるから何でも与え好きにさせるのは、子供に理解があるのではなく、ただ即効性のある毒ではなく、一時的に快楽を与える麻薬を与えているのと同じだと思います。

結果的に子供は学校に行けなくなったり、昼夜逆転の生活を送り、ゲームやYouTubeをやめられなくなっている子も大勢います。

すでにWHOでゲーム依存の危険性は認められており、「ゲームと正答率の関係」や「ゲームと言語能力」で書いたように悪い影響は出ています。

それでも、平気で自分の時間を確保するために、子供に好きなだけゲームを与える親は、子供から見て毒親ではなくても、麻薬親だと思います。

子供を好きにさせる

最近は、子供を好きなようにさせていれば、不登校の子も、そのうち登校するという説が多いです。

だけど、私が見ている範囲では悪くなる一方のお子さんが多いです。

むしろ、ある程度回復した時に、適度におしりを叩いて、学校に行かせている人のほうが再登校できるケースが多いと感じます。

子供に任せて好きなよういしていたら登校できたという人もいますが、それは稀なケースだと思います。

むしろゲーム中毒のような生活から1人で抜け出すなんて無理です。

また、好きにさせたら再登校できたという例でも、実際は数日おきの登校だったり、保健室登校だったり、母親の付き添い登校だったりと、完全に登校できているわけではない例もあります。

平和

子供を好きにさせていれば、子供と衝突することもなく平和です。

親の心の平和も保たれるでしょう。

だけど子育てには、リミットがあります。

高校を卒業する年になれば、子供の自立が待っています。

もし小学校や中学校のはじめで不登校になったなら、なるべく早めに再登校を目指すべきだと私は思います。

もちろん原因があるなら取り除くことや、心の回復をある程度は待つことも必要です。

ただ、早ければ早いほど、悪い習慣はつきにくいです。

どうか、子供に心地よい状況をつくってあげるだけの麻薬のような親にならないように、毒親と恨まれてもきちんと、ぶつかって欲しいと思います。

良薬は口に苦しという言葉の通り、毒だと思っていた親はもしかしたら、子供にとって良い薬になっていた可能性も十分あると私は思います。

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