ゲーム時間が短いほど正答率が高い
2021年度の調査では、子供の平日のゲーム時間が短いほど正答率が高いという結果がでています。
この調査は全国学力テストの調査結果で、文部科学省が子供たちの学力状況を把握するためにやっている大規模な調査です。
調査結果を見ると、国語も算数もゲーム時間が長くなるほど正答率がきれいに下がっていくという結果になっています。
ゲームをしても頭の良い子はいる
当然、長時間ゲームしていても頭の良い子はいます。
身長や身体能力が人によって違うように、地頭と呼ばれる生まれつきの頭の良さの差はあると思います。
だから長時間ゲームをしても、テストの点数が良い子もいるでしょう。
ただ、こういった大規模な調査の中で見えてくるものもあると思います。
個人を見れば東大卒で年収が低い人も、高卒で年収が高い人もいます。
だけど、全体的な統計を見れば高学歴の人のほうが年収は高い傾向にあります。
それと同じで大規模な調査ほど、その影響や実態が見えやすいのではないかと思います。
ゲームで他の時間が削られる
あくまで個人的な見解ですが、ゲーム時間が長くなることで、勉強以外にも他の遊びや読書をする時間が減っているのではないかと思います。
また幼い頃からゲームをすることで刺激の強い遊びに慣れてしまい、他のことに興味を持ちにくくなってしまうのではないかと推測しています。
子供の興味や遊びが刺激の強いゲームに偏ることで、本来あるべき知的好奇心や探求心が伸びにくいのではないでしょうか。
知的好奇心や探求心が育たなければ、子供は勉強にも興味を持ちにくくなります。
その結果、正答率が下がるという結果につながったのではないかと考えています。
もちろん他にも様々な要素が組み合わさって、このような結果がでているのでしょう。
ただ毎日長時間ゲームばかりをして過ごすのは、子供にとって良くないことだと思います。