ルールの多い店
世の中には、未就学児の子供の入店を拒否しているお店もあります。
そんな中、以前SNSで、あるレストランが子供歓迎としながらも、細かいルールを設けていることに批判の声が集まっていました。
そこまで細かく書くのであれば、子供の入店を禁止にすれば良いという声もありました。
だけど、私はそうは思いませんでした。
禁止事項
禁止事項としてあげられていたのは「ベビーカー入店禁止」、「店内の立ち歩きや椅子の上に立つ行為の禁止」、「トイレは大人と一緒」、「大きな声は出さない」、「故意に物音をたてない」、「お店のもので遊ばない」などです。
他にも「席でおむつをかえない」や「飲食物を持ち込まない」など、ごく当たり前のルールも書いてありました。
ここまで細かく書いてあれば、ある程度連れていける子供の年齢も絞られると思いますし、どうしてもそのお店を利用したい人はルールを守る努力をすれば良いと思います。
未就学児
世の中には未就学児でも飲食店を利用する際のルールを守れる子もいれば、小学生でも守れない子もいます。
だから年齢で区切るのではなくルールを守れる子は歓迎という書き方は、個人的にありがたいと感じます。
私も、子供が生まれる前に大好きだった店に、出産後久しぶりに行こうと思って電話で確認したところ、お店から未就学児の来店は一律禁止だと言われたて来店を断念したことがあります。
高級店ではなかったものの子供向けのお店でもなかったので、お店の判断は当然だと思いますが、息子は未就学児の頃から待つ姿勢も食事のマナーも小学生と同じぐらいにはできていたし、大人と同じ料理を頼む予定だったので、少し残念な気持ちもありました。
このお店のようにルールで来店する人を選ぶお店だったら、きっとあの時、息子と来店できていたのではないかと思います。
親の意識
このお店のルールには批判も多く集まっていましたが、当たり前だという声も多く集まっていました。
子育てに対する親の意識の差で、反応が大きく分かれていると感じます。
このお店のルールを見て、当たり前と思うか、ありえないと思うかで、親の躾に対する意識が甘いのか厳しいのかの、ひとつの指標になる気がします。
ただ幼児の場合は親の躾で変わる可能性が高いですが、乳児がルールを守るのは難しそうです。
ルールには「泣き止まない時は一度外へ出てあやしてください」とも記載されていたので、乳児の場合は親の育児に対する姿勢が問われているのかもしれません。
子供の常識
お店のSNSには、外食は子供にとって身近な社会との接点であり、マナーを学ぶ良い機会だと書かれていました。
また、どんなに小さな子供でも常に見て聞いて感じて学ぶとも書かれていました。
この意見に、私はとても共感しました。
親御さんの中には、小さな子供に対して「小さいからわからない」とか「マナーなんて守れるわけがない」と、決めつけてしまう人もいます。
だけど小さい頃から教え続け、慣れていくことで、子供の当たり前は変わると私は思います。
小さい頃に、小さいからとマナー違反を許してしまうと、それが子供の当たり前になってしまいやすいと感じます。
そして一度ついてしまった当たり前の習慣を急に変えるのは、大人でも容易ではありません。
小さい頃に出来上がった子供の常識を覆すのは大変ですし、途中で無理に変えようとすれば親子間の衝突も増えます。
だから社会のルールやマナーは小さい頃からしっかりと教えていくほうが、私は良いと思います。