アメリカの教育は厳しい
「アメリカの教育は厳しい」や「アメリカは日本よりも厳しい親が多い」でも書きましたが、アメリカの幼児期の教育は日本よりも実は厳しいというのが実情です。
そのアメリカのしつけの中で、個人的に良いなと思うのが、123式しつけという方法です。
実は私も少し違いますが、この方法の一部を、息子の育児にも取り入れていました。
この育児法は、アメリカの小学校で重視されるセルフコントロール力を鍛える力があるそうです。
123式しつけの方法
方法は、とても簡単でシンプルです。
こどもが親に「〇〇したい」と何か要求してきたとします。
それがダメなことの場合、親は、どうすべきか1回だけ伝えます。
子どもが再度要求して来た際に、「1」とカウントします。
子どもがさらにしつこく食い下がってきたら、「2」とカウントします。
ちなみに、子供の言うことには反応せず、淡々とカウントそうです。
さらに子供が要求をやめなかったら、そこで「3」とカウントして、「5分」と伝えて別室で5分過ごさせます。
5分たったら、「終わり」と声をかけて終了します。
この時、親は何が悪かったかなど説明してはいけないそうです。
あくまで5分たったら親は普段どおり過ごすそうです。
日本にはむかない点
我が家は、一般的な家庭で、それほど家も広くなく普通の家なので、いたるところに触られて壊されると困る物があり、子供を部屋に閉じ込めることはできません。
また、子供部屋など遊ぶものが多い部屋では、子供は平気で遊んでしまうこともあるのではないでしょうか?
だから、ある程度広い家で、使ってない何もない安全な部屋がある場合のみ、実行可能なのではないかと思います。
数を数える
私が息子の育児で取り入れていたのは、数を数える部分です。
この育児方法は、息子にはそれなりに効果があったしセルフコントロール能力も多少はついたと思います。
たとえば、最初にやってはいけないことを約束しておきます。
それが守れたら、小さなご褒美を用意します。
もし10カウントするまでに守れなかったらペナルティとして、ご褒美はなくなります。
例えば、何かをやりたいや何かを欲しいと癇癪をおこしたら、迷惑にならない場所で10から順番にゆっくり数えて0になっても気持ちを切り替えられなければ、ご褒美は与えずに帰ります。
逆に、何も言わなくても約束を守れた日は褒めるようにしていました。
ただし、この方法で大切なのは親も必ず約束を守ることです。
約束を守らなくても、かわいそうだからとか、泣き止まないからとご褒美を与えたりすると逆効果になります。
そういう時は、面倒でも即座に帰宅することをおすすめします。
そのおかげかわかりませんが、息子は発達グレーのわりに癇癪をおこすようなことは、めったにありません。
そんなことしても、現状が変わらないことを理解しているからだと思います。
また、自分のやりたいことを言えなくなるというような弊害も今のところありません。
社会のルールやマナーに反することや迷惑行為以外は、できるだけ子供の意見を尊重してきたので、自分の意見もきちんと言います。
123式しつけは、正しくやれば、それなりに効果がありそうなので、お子さんが小さい家庭で部屋が余っている方は、試してみると良いと思います。