遺伝の影響 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

遺伝の影響

環境と教育

子供は周りの環境や教育次第で、能力が伸びることもあると、私は考えています。

海外の調査では長男や長女ほど成績が良いという調査結果もあり、この要因のひとつとして、最初の子ほど親が子供の教育に力を入れることがあげられています。

またゲーム時間が長い子ほど正答率が低いというデータもあります。

このように環境や育て方による影響で、子供の能力に差が出ていると読み取れる調査結果もあります。

ただ遺伝の影響は年齢を重ねるごとに大きくなるというデータもあるようです。

>> 息子のプロフィール

アベセダリアンプロジェクト

昔、アメリカで子供のIQをあげる実験がされました。

貧困家庭の子供達を2グループに分けて、一方のグループには乳児期から教育を受けさせ、もう一方のグループには教育的な支援はされませんでした。

その結果、教育を受けた子供達のIQは上がりました。

ただ、教育を受けていた子と受けなかった子のIQの差は年齢を重ねることに小さくなっていったようです。

それでもペリー就学前プロジェクトと同じく、アベセダリアンプロジェクトでも子供の学歴や犯罪率などに差が出たようです。

だから幼い頃の教育や環境の差が、子供の人生に影響する可能性は高いと思います。

ただ、遺伝の影響は年齢を重ねるごとに大きくなるというのも事実だと感じています。

付属校

私が中学受験で付属中学に息子を進ませたいと思う理由はいくつかあります。

その中のひとつが遺伝の影響です。

遺伝の影響が将来的に大きくなるということは、努力でカバーできる範囲がどんどん小さくなるということです。

また生まれつき頭が良くて努力してなかった子供達が、中学や高校で努力することで、どんどん伸びてくることも考えられます。

そうなると、早くから頑張ってきた努力型の普通の子は、どんどん太刀打ちてきなくなっていく気がします。

だったら、なるべく早い段階で努力して、付属校に入ったほうが良いのではないかと考えています。

もちろん付属校でも大学に進学できるかどうかの規準はあるので、中学受験で合格したら絶対に安心というわけではありません。

ただ息子のような普通の子の場合、受験勉強よりも範囲がある程度決まっている学校の勉強のほうが、真面目にやっていれば点数がとりやすいのではないかと思います。

後々の遺伝の影響を考慮するなら、平凡な親の子供ほど、進学校よりも付属校のほうが合っている気がしています。

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