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育児は育児書どおりに行かない

育児書以上に役立ったもの

生まれる前に育児について育児書で勉強したけれど、育児書どおりにはいかなかったという話をたまに聞きます。

個人的に、そうなってしまうのは育児書だけで勉強していたからではないかと思います。

育児書には育児に関する基礎知識が載っているので、事前に知っていれば役立つことも多いです。

だけど、それだけでは不十分だと感じます。

私は息子が生まれる前、産後の生活が不安で育児書も読み漁りましたが、それ以上に産後鬱になった人や産後鬱になりかけた人の体験談をたくさん読みました。

そういった人達の心理や状況を知ることで、事前に対策したり覚悟できることは、とても多かったです。

育児書以上に、産後が辛かった人達の体験談はとても役に立ちました。

>> 息子のプロフィール

中学受験

私は中学受験も産後の生活と同じではないかと考えています。

キラキラした成功体験や、塾講師や家庭教師の方の話も参考になることは多いです。

ただ、それよりも参考になるのは、中学受験でもがき苦しんでいる親御さんたちの生の声ではないかと思っています。

塾講師や家庭教師などの多くは低学年の頃はのびのび遊んで御三家に受かるような子供達を称賛し、そういう子供達の成功体験をもとに語ります。

その話を聞いた人達も、低学年のうちはのびのび遊ばせたほうが良いとか、早くから勉強させても息切れすると思ってしまいがちです。

色眼鏡」にも書きましたが、人は基本的に自分が見たいものに注目します。

だから先取りせずに低学年のうちはたくさん遊んで、そのまま中学受験の勉強についていけずに勉強嫌いになった子供達は、あまり注目されません。

だけど普通の子に必要なのは、むしろそういった子供達の話なのではないかと思います。

中学受験関連の本には、勉強になることがたくさん書かれています。

だけど、普通の子の親にとっては、それ以上に生の受験生の親の声のほうが大切な気がします。

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