海外の研究結果
海外での話になりますが、長男や長女ほど成績優秀だという研究結果があるそうです。
またハーバード大学で講義中に長男と長女に手をあげさせたところ7割から8割の生徒が手をあげたという話もあります。
最初の子が優秀に育つ理由については色々考えられていますが、その中で私が最も可能性が高いと感じているのが、最初の子ほど親が手をかけて熱心に教育するという理由です。
自分の周りやネットを見ていても、やはり上のお子さんほど熱心に教育されている方は多いと感じます。
ちなみに海外の大学の共同調査では、テレビを見る時間や宿題に関して、長男・長女の方が次男・次女以降の子供よりも厳しい教育を受けているという結果もでているようです。
教育内容の差
上の子と下の子の教育内容に差がある家庭は、実際に多いと感じています。
ただ、その気持ちも何となくわかります。
私もきっと下の子がいたら、息子よりもやらせていなかったことは多いと思います。
最初の子は手探り状態なので、何でもやらせてみようと親は考えます。
だけど下の子の場合は、上の子にやらせてみて効果が感じられなかったものは、どんどん省いてしまいがちです。
その結果、上の子よりも下の子は、できなくなってしまうこともあるのだと思います。
意味がなかった
例えば習い事を習っていても飛びぬけてできるようにならなかった場合や、後で他の子に抜かされた場合、親は早くから熱心にやらなくても良かったと考えてしまがちです。
だけど生まれ持った才能は子供によって違います。
だから習っていたけど普通レベルにしかならなかった子に習い事をさせていなかったら、普通よりもずっと下のレベルになることもあると思います。
勉強についても、早くから頑張っても勉強させても普通レベルだったり、後から始めた子に抜かされると、親は早くからやっても意味がなかったと考えてしまいがちです。
だけど、そんな子が早くから勉強していなかったら、勉強が苦手で大嫌いな子になっていたかもしれません。
子供の教育は平等に
難しいとは思いますが、やはり子供の教育は平等に手をかけたほうが良い気がします。
もちろん1人の時よりも2人の時では、1人の子にかけられる時間は変わってきます。
だけど、その限られた時間の中で、できるだけ同じことをさせるのが兄弟で格差を広げないために大切なのだと思います。
親がそれを少し意識するだけでも、子育ての仕方は変わってくるのではないでしょうか。