合格実績のからくり | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

合格実績のからくり

合格実績

進学塾の合格実績には、あやしいものも多いそうです。

サピックスはホームページに、合格実績は内部生のみで、テストを受けただけの生徒や講習だけを受けた生徒は合格実績に含まれていないことが明記されています。

だけど他の塾では、講習に参加しただけの生徒が合格実績に含まれることがあるようです。

少人数制の塾

今はもうないようですが、とある少人数制の塾が難関校〇%合格という、ものすごい実績を過去に出していたようです。

その塾は20人しか生徒をとらない塾で、さらに入塾テストはなく先着順で生徒を受け入れていたそうです。

普通に聞けばすごい話ですが、ある記事を読んで、その合格実績のからくりが垣間見えた気がしました。

ちなみに、ただの個人の憶測なので、あらかじめご了承ください。

その塾は生徒に教えることはせず、生徒自らが考えることを重視していました。

そして記事には、やる気のない生徒に対して、入塾を希望して待っている子供たちのために席を開けるようにと、せまっていたことが書かれていました。

入塾テストはなく先着順で受け入れるけど、考える力のない子や、やる気のない子は見放して塾をやめることをすすめる。

解き方を教えてもらえず、ひたすら自分で考えろと言われ、やらなければ退塾をせまられる。

そのようなことを繰り返していれば、塾に最後まで残るのは、教えてもらわなくても自分の頭で考えられる優秀でやる気のある子ばかりになります。

つまり入塾試験はしないものの、入塾後は優秀な子供を選別しているのだと思います。

サピックス

サピックスは先ほど書いた少人数制の塾ほどではないですが、やはり優秀層が残りやすいシステムだと感じます。

勉強についていけなくなって落ちこぼれた子供達に対して、特に手厚いフォローがあるわけでもありません。

先ほどの塾のように席をあけろと迫られることはないでしょうが、逆に最下位クラスの子がやめると言っても強く引きとめられることもなさそうです。

授業の進度も早いので、それについていくために子供が自ら必死で勉強するか、家庭や個別指導などでフォローすることが必要になってきます。

塾の進度についていけずに音を上げた子供は自ら退塾していくので、自動的に優秀な子が残りやすい側面はあると思います。

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