自分の子育ての結果を子供のせいにする親 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

自分の子育ての結果を子供のせいにする親

一貫性

個人的に子育てに一貫性は必要だと思います。

子供の様子を見て多少方向性を修正することは、誰にでもあると思いますし、時には必要だと思います。

ただ、子供を自由にのびのびと育て、親にきちんと確認してから行動するような他人の子を、将来指示待ち人間になると笑っていたような人が、大きくなって自分の子供が指示を聞けない子に育つと、今度は子供の資質のせいにするのは違うと思います。

自分で考えられる子とか、指示待ち人間にならないようにと言って、指示をせず、マナーも教えず、忍耐力のない子に育てたのは親なのに、子供が少し大きくなって小受することになったり、入学後に先生の指示に従う必要が出てくると、自分の過去の教育は忘れて、子供の生まれつきの特性にしているような人には、大きな疑問を感じます。

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積み重ね

子育ては積み重ねだと思います。

それを途中から無理矢理反対方向へと曲げようとしているのだから、簡単に変わらないのは当然ではないでしょうか。

もちろん生まれつきの特性や性格はあります。

だけど、その生まれつきの特性を伸ばすような自由な育て方をしてきて、特性だから仕方ないと、子供のせいにするのは間違っていると思います。

物心つく前からきちんと積み上げて、毎日めげずに教え続けて、やれることを全てやった上でダメだったのなら、子供の特性のせいだと、諦めるのも仕方のないことなのかもしれません。

ただ、あえて特性を伸ばすような子育てをした上、幼い頃からきちんと仕込まれているようなご家庭のお子さんを「親の顔色を伺ってる」とか、「指示待ち人間になる」とバカにしてきた親達が、全てを自分の子供のせいにして、子供に怒るのはおかしいと思います。

入学後

どんなに、のびのび育てても、小学校に入ったら、きちんと先生の話を聞いて指示に従わなければいけません。

小学校受験するのなら、先生の話を聞いて、きちんと行動できない子は不合格になります。

小学生から不登校になりやすいと思う家庭 」でも書いたように、個人的に幼児期に自由に育てられすぎた子のほうが、不登校になる可能性は高いと、私は思います。

実際に「公立と私立と国立の不登校率の差」にも書いたように、幼児期から受験勉強に忙しかった子供達のほうが不登校率は低いです。

自由にのびのび育てるのは楽ですが、優秀な子以外は、結局、あとでしわ寄せがくる可能性もあります。

だから、将来的にきちんと先生の指示に従い、ルールを守れる子にしたいのなら、親が幼い頃から少しずつルールを教えて、練習させていったほうが良いと思います。

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