勉強と思いやりの心 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

勉強と思いやりの心

勉強よりも思いやり

親御さんの中には、勉強なんかよりも優しさや思いやりの心を育てたいと思われている方も多いと思います。

私も息子には、自分勝手のことばかり考えるような人間ではなく、人に思いやりを持った子に育って欲しいと思います。

勉強と思いやりって無関係だとは思いませんが、逆に勉強しなかったことで、勉強が出来なくなり、かえって人に対する思いやりが育たないこともあると感じます。

また、大人になっても色々なことで余裕のない人は、他人に対する思いやりの気持ちもない人が多い気がしています。

余裕

思いやりの気持ちを育てるためには、心に余裕が必要だと私は考えています。

自分のことでいっぱいいっぱいの人は、人を助ける余裕がありません。

本当は優しい子でも嫌なことが続けば、心がすさんでしまうこともあります。

そういった意味で、学校が楽しい場所であることはとても重要だと感じます。

基本的に学校の授業の大半は勉強になります。

ここで、勉強ができるというアドバンテージは意外に大きいと最近感じています。

授業が理解できて楽しければ、心にも余裕が生まれます。

逆に不登校になってしまったYouTuberの子のように、休み時間や放課後に勉強させられると、心の余裕もなくなりやすいです。

心に余裕がなければ、人に優しくしようと思うどころか、いじわるして憂さ晴らししようと考える子も出てきます。

だから、思いやりを育てるためにも、せめて学校の勉強くらいはわかるようにしておいたほうが良いと思います。

気持ちを伝える

息子は発達障害の傾向があるため、人の気持ちを理解するのが苦手だと思っています。

その反面、HSC的な要素も持ち合わせていて、だけど優しい子だなと思うことは、本当に多いです。

それは、普段から「こういう時は○○してくれると、お母さんは助かるな」という話をしたり、手伝ってくれた時は「ありがとう」とお礼を言ったりすることの積み重ねで、優しい子に育っている気がします。

また、子供は親の背中を見て育つ面もあります。

所得制限などに対して子供の前でも不平不満を言う人もいますが、自分よりも、もっと貧しく困っている人を助けてあげようとする思いやりの心を持つことは大切ではないでしょうか?

我が家も決してお金持ちではありませんが、食べるものに困るほど、貧乏というわけでもありません。

お金がなくて辛い生活をしている子供達がいることを考えれば、所得が低く困っている家庭が、ある程度優遇されるのは当然だと思います。

「自分達にお金が回ってこなくても、困っている人達が少しでも幸せになってくれれば良いね」と教えるのも、親の務めではないかと思います。

まぁ、本当に我が家も金銭的に楽なわけではないのですが、せめて子供の前だけでも、他人に思いやりのある発言ができる親でいたいと思います。

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