対談
以前、佐藤ママとお茶の名誉教授である内田伸子さんが早期教育について話し合われている動画を見たことがあります。
この内田先生は早期教育に否定的な立場で、色々と子供の早期教育を否定することを話されています。
だけど、私には全く納得いかず響かない内容のものも多いと感じています。
佐藤ママの話のほうが、やはり納得いくところが大きいです。
あくまで、個人の感想です。
ペンシルバニアの大規模調査
対談動画を見る限り、内田先生が早期教育を否定される理由のひとつのは、ペンシルバニアの縦断調査にありました。
それによると、0歳から6歳の子を追跡調査したところ1800人のうち約300人の子供の言語発達や知能発達がどんどん遅れていったそうです。
言語発達が遅れていた子供達は生後半年から1歳半までベイビーアインシュタインという早期教育のビデオ教材を1日に1時間以上見せていたそうです。
ただ、同じように言語や知能の発達が最初は遅れていたけれど3歳ぐらいから持ちなおした子も約400人いて、この子達は自分でテレビを消したり別室に移動して見ていなかったそうです。
また脳活動をしらべたところ遅れていく子供達は左脳の言葉を理解する部位が委縮していったそうです。
これは言葉で話しかけられる時間が少なかったから、そうなったのではないかと言われています。
動画視聴
結局、この話は早くから動画を見せたせいで語学発達や知能発達が遅れたという話であり、早期教育の有害性を語るにふさわしい話では、あまりないと気がします。
それよりも、今あるスマホ育児を否定すべき要素として紹介すべきではないでしょうか?
教育番組として作られたものですら1時間以上見せたら有害だというのであれば、スマホやタブレットを赤ちゃんや幼児に渡して、YouTubeを見せっぱなしにしていることのほうが、ずっと有害なのではないでしょうか?
やはり幼い頃からの長時間の動画視聴と知能の発達は関連性がある気がしてなりません。
個人の肌感覚でも、勉強が苦手な子や嫌いな子は、幼い頃からYouTubeやゲーム好きな子が多いと感じます。
逆にYouTubeは見ず、読み聞かせや、自分で読書をして育った子は、それなりに勉強できる子が多い気がしています。
これから、どんどん色々な調査が進むにつれて、さらにスマホ育児の有害性は証明されていくのかもしれません。
だけど、証明されてからでも遅い場合もありますし、すで様々な統計結果が出ているので、今からきちんと注意されたほうが良いと思います。