バツを要求する息子
丸付けの際に子供の回答に×をつけると子供が嫌がるという話をよく聞きます。
でも息子はバツ印をつけても全く嫌がりません。
それどころか漢字ドリルの空欄の所に私が×を書き忘れると「ここはわからなかった所だから、ちゃんと×を書いてね」と要求してきます。
計算問題プリントなどは、どこでよく間違うのかを一目で確認するために、計算しなおして間違っていたら、さらに×を書き足していました。
×だらけになったプリントを見ても、息子は全く気にしていませんでした。
間違いを悔しがらない
息子はあまり間違えたことを悔しがりません。
普段から学年よりも上の問題を解いていることが多いので、私もできなくて当然だと思うようにしています。
そのため間違えたこと自体を叱ることはありません。
ただ明らかに雑にやった時やケアレスミスの場合は、注意することもあります。
朝の計算ドリルはスマイルゼミのスター獲得がかかっていることもあり、たまに計算を間違えて悔しがることもあります。
ただ普段の家庭学習の中では、間違えたことに対して過剰に悔しがったり落ち込んだりすることは少ないです。
間違いを怖がって欲しくない
今の息子の状態が良いのか悪いのかは、まだわかりません。
中学受験を勝ち抜くためには、悔しさをバネにして頑張る力も必要だと思います。
また間違えてしまったことを、きちんと反省することも大切です。
ただ、あまり間違いを恐れすぎるようになってしまうと、難しい問題にチャレンジしなくなってしまうのではないかと思います。
もともと息子は難しそうな問題よりも、簡単なそうな問題をやりたがる傾向があります。
思考力の必要な難しい問題に挑戦するのは、とても頭を使うし疲れます。
頑張って考えたのに間違えてしまい、さらに親から間違ったことを叱られると、子供は徐々に挑戦する意欲がわかなくなってくると思います。
できた部分までは、きちんとほめる
間違うのは良いことではないし、間違った部分は次から間違えないように気をつけなければいけません。
だけど、子供なりに必死で考えて間違えたのなら、私はその努力の部分をほめてあげたいと思います。
途中までだけど考えられている場合は「×だけど、ここまでの考え方はあっていたよ」と式に小さい〇をしたり、よく考えられている場合は不正解でも「しっかりと考えられるようになってきたね」とほめたりしています。
また図や絵など自分なりに考えた形跡がある時には、回答まで辿りつけていなくても、手を動かして考えたことをほめています。
息子がバツ印をあまり気にしないのは、そういった普段のやり取りの影響かもしれません。
ただ生まれつきの性格の違いもあるので、子供にあう方法を親が探してあげるのが一番良いと思います。