本当に育たない？
幼い子供に勉強させたり、中学受験塾に通わせていると、勉強よりも大切なことがあるという方がたまにいます。
だけど、私はいつも思います。
その勉強よりも大切なことって、勉強していたら本当に育たない力なのでしょうか？
むしろ地道に努力する力や忍耐力といった点で、育つ力だってあります。
乳幼児期にＩＱを高めようとしたアベセダリアンプロジェクトという実験では、ＩＱ以外の非認知能力も高くなっています。
そして学歴が低い人ほど、犯罪率も高いというデータもあります。
私は子供が勉強をしたからといって、勉強以外の部分が育たないとは思えません。
小学校の頃の思い出
私が小学生の頃、本当に優秀なクラスメイトがいました。
彼女は中学受験組の中でも人一倍頑張っていた記憶があります。
習い事と勉強で放課後は予定がいっぱいで、彼女と放課後に遊んだ思い出は、あまりありません。
だけど、休み時間に話すと、とても楽しいし、みんんなに優しくて、友達も多くクラスの人気者でした。
彼女とは対称的に中学受験の予定がなく、毎日放課後遊んで過ごしていた女の子は、とても我儘で意地も悪く、嫌っている子が多かったです。
例え塾や習い事で放課後遊べない日が多くても、子供達は学校で毎日休み時間やイベントの際に、コミュニケーションをとっています。
授業中に、子供達で何かを話し合って決める機会だってあります。
勉強以外の大切な部分を身につけられるかは、勉強するかしないではなく、子供の資質や、それまでの親の育て方による部分が大きいのではないでしょうか。
大切なこと
例えば「人を思いやる気持ち」や「忍耐力」など、勉強よりも大切なこともあると思います。
だけど、それらもまた、読解問題を解くことで、人の気持ちを考えたり、毎日こつこつ勉強することで、ついていくこともあります。
他にも大切なことはたくさんありますが、それはその都度、勉強以外の時間に、幼い頃から親が教えていけばよいのではないかと思います。
