勉強がおもしろい
教育関連の記事や本には、子供が勉強をおもしろいと感じることが大切と書かれていることも多いです。
ただ個人的に、あまりそこを重要視しすぎるのは良くない気がしています。
詳しく覚えていませんが昔読んだ本に、勉強がおもしろいから勉強すると答えた生徒よりも、勉強は必要なことだから勉強すると答えた生徒のほうが成績が良かったという調査結果がのせられていたと記憶しています。
私は一部の天才児を除き、これが真実ではないかと感じています。
忍耐力
子供の好奇心を育てることや、勉強を面白いと感じらるれことも、大切だと思います。
ただ天才ではない普通の子が中学受験をする場合、本当に大切なのは忍耐力だと私は考えています。
優秀な子でも、全教科の全て単元が面白いと感じられる子は稀だと思います。
同じ社会でも歴史には興味があるけど、地理は嫌いという子もいるでしょう。
だからといって、地理はおもしろくないから勉強しないとなれば、当然成績は下がります。
私は勉強をおもしろいと思う以上に、勉強はやらなければいけないことだと認識することが大切だと感じています。
それと同時に遊びたい気持ちをおさえて勉強するという忍耐力が必要だと思います。
勉強にはつまらいこともある
「勉強の大切さを教える時期」にも書きましたが、私は息子が物心つく頃から勉強の大切さを教え続けてきました。
決して嘘は言わずに、ただ社会のことや現実を冷静に伝えてきました。
それは、今も変わりません。
そして勉強すると決めた日は、必ず勉強させるようにしてきました。
子供が勉強をおもしろいと思うことは確かに大切ですが、そこを重要視しすぎると、忍耐力が育たないこともあると思います。
だから我が家は子供との計算対決でも手を抜いたり、わざと負けることはしませんでした。
親に勝てるのが楽しいからやりたいという理由だと、難しくて勝てなくなった時に、勉強をやりたくなくなる気がしたからです。
実際に、勉強はおもしろいことばかりではありません。
つまらないことも、たくさんあります。
それでも我慢してやり続けた結果、できるようになった時に、子供は勉強を少し面白いと感じることができるのだと思います。
面白いと思う瞬間は、辛い時期を乗り越えた後にくることも多いです。
だから、できるようになるまで耐え抜く力こそが、勉強する上では大切な気がしています。