反対意見
最近、埼玉県で基本的に小学3年生までの子供には大人がそばに付き添わなくてはいけない条例が提出されたそうです。
そして、反対の声が大きく、わずか7日で異例の取り下げとなりました。
この条例には、ネット上でも大半のワーママが大反対していました。
だけど、このような条例はアメリカなどの海外では、あることも多いそうです。
ちなみに、いつもはアメリカの教育を称賛しているような人達も、今回は反対している人が多かったと感じています。
子供だけの事故
昔、ネットの記事で、同級生が振り回していた固い玩具を手にぶつけられて、バイオリンが弾けなくなった子の記事を見たことがあります。
その子は全国大会にも出られるほどの腕前だったのに、その怪我がもとになりバイオリンの道を諦めたそうです。
他にも学校帰りに坂道で後ろから押されて歯がおれた子や、学校帰りに傘でおなかをたたかれたという子の話もネットで見たことがあります。
また、過去には、高知県南国市で、数人の友達と出かけた小2の男の子が川でおぼれてなくなっています。
ですが、一緒にいた友人の証言には矛盾点が多く、話が二転三転しているようで、現在も親御さんは納得されていないようです。
万が一のことが子供にあった際に、子供の証言だけでは信憑性が低くなりますし、止めてくれる大人がいないことで、子供自身も危ない目に合う確率は高まります。
だから、大人の目はあったほうが良いと思いますし、私はこの条例に賛成です。
親でなくてもいい
反対しているワーママやシングルマザーの人達は、ご自身の負担を考えられているのだと思います。
だけど、必ずしも親が子供に付き添う必要はないのではないでしょうか?
もし金銭に余裕があるなら、シッターを雇ったり、ファミサポなどを活用することもできます。
また、市から主要な公園に見張りの人材を派遣して、見張りのいる公園で遊ばせることを推奨することもできます。
学校の登下校は、今でも近所の子供同士で集合場所を決めて、大人が順番に付き添っているケースもあるようです。
だから、私にはそこまで無茶な条例だとは思いません。
むしろ公園のトイレなどで性被害にあったり、大人のいないところで同級生や上級生から暴力を受ける子が減るのなら、この条例には賛成です。
こういった条例は、親の立場で考えるか、子供を守る立場で考えるかで意見がわかれると思います。
ただ子供を守りたい立場としては、反対している人達の理解も得られるような、親の負担がかからない形で、また条例がつくられることを願っています。