他人の良心は時に親子を苦しめる | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

他人の良心は時に親子を苦しめる

泣いている子

小さいお子さんが泣いて、お母さんが困っている様子を見ると、つい手を差し伸べたくなりますよね。

子育て経験のある人も、経験のない人も、泣いてる子供を見るとハラハラするのは同じだと思います。

だけど、その子がイヤイヤ期の子供なら、安易な周りの行動が余計に、その先の子育てを困難にする場合もあると思います。

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スーパーで泣きながら歩く子

前にSNSでスーパーで3歳ぐらいの子が泣きわめきながら歩いて、お母さんはその先をスタスタと歩いていたそうです。

男の子は泣きながら後ろからついていっていたけど、母親は振り返りもしなかったそうです

その方は、責めてるわけではなく、母親は余裕がなくてかわいそうとおっしゃっていました。

そして助けてあげたいけど、あやしく思われそうで、声をかけなかったそうです。

だけど、この方の行動は正解だったと私は思います。

シール

少し前に泣いてる子にシールをあげると泣き止むというのが流行ったと記憶しています。

確かに飛行機の中などで逃げ場のない場所の場合は、それが正解の時もるでしょう。

またそこまで頻繁に飛行機に乗る幼児はいないので、日常の成功体験になる可能性は少ないです。

だけど、スーパーという毎日行くような場所で、泣いたらシールをもらえたとか、お菓子をもらえたという体験は、子供にとって日常の中の成功体験になってしまいます。

だから、そこで子供が泣いているからと言って、子供が喜ぶような行動を他人がすることはあまりお勧めできません。

ましてや、今回の話では、子供は泣きながらも親のあとをついて歩いています。

もしかして、お母さんは店の外に出て、人に迷惑のかからない場所まで移動したら、子供ときちんと話し合おうと考えていたのかもしれません。

泣き声で子供がついてきているのはわかるし、振り返ったら子供が立ち止まってしまうから、あえて振り返らなかったのかもしれません。

成功体験

2~3歳ぐらいは、お母さんもお子さんも試行錯誤している時期なのだと思います。

子供は自分の意見を通したいし、親を自分の言うとおりに動かしたいと思うでしょう。

だけど、そこでダメなものは絶対ダメを通しておかないと、悪い意味での成功体験を積んでしまい、どんどんルールを守れないわがままな子に育つ可能性が高いです。

だから、個人的に泣いてるお子さんがいても、3歳ぐらいで、安全な場所で、きちんと親について歩いているなら、そっとしておいてあげるのが一番良いと思います。

そうすることで、子供は泣けば何でも自分の思うとおりになるわけではないと学ぶことになると思います。

逆にそこで、子供を泣かせないようにと子供の言いなりになってしまうと、後々の子育てはもっと大変になるのではないでしょうか。

子育てにおいては、早いうちから良い成功体験を多くつませて、悪い成功体験をつませないことが、大切なのではないかと私は思います。

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