乳児期から意識していたジェンダー教育
ジェンダー教育については、息子が乳児の頃から意識してきた教育のひとつです。
男の子だからこれはダメということは極力言わずに、玩具も息子の好きな物を選ぶようにしていました。
そのため息子はトミカやプラレールなど男の子がよく遊ぶおもちゃも好きでしたが、ままごとやアイロンビーズなども大好きでした。
母親の影響
息子はかわいいものが大好きな男の子に成長しました。
ただ、それには無意識の母親の誘導が入っていた可能性もあるのではないかと思っています。
私は息子が赤ちゃんの頃から、毎日のように息子に「かわいいね」「大好きだよ」と言い続けていました。
教育的な意図は全くなく、自分の心の中の声が漏れ出ていただけです。
また息子に「お母さんの服かわいいね」と褒められると、私も喜んで「ありがとう」「うれしい」と伝えていました。
その結果、息子の中で「かわいい=良いこと」という図式が出来上がってしまったのではないかと思います。
そして息子と出かけたり買い物する中で、私は無意識に「これ、かわいいね」と口に出していたと思います。
そうやって私の無意識の言動による影響を息子が受けた可能性は、否定できないと思います。
親の影響を一切受けないように育てるのは、本当に難しいことだなと感じます。
息子は男の子っぽいものよりかわいいものが好きなので、家庭学習の漢字ドリルは「すみっコぐらし学習ドリル」をずっと使っています。
かわいいシールも付いています。
年長での変化
息子にはずっと好きだった色があります。
年少や年中の頃に幼稚園で何かを作る時は、いつもその色を選んでました。
だけど年長になりその色を選ぶことはなくなりました。
友達とのかかわりの中で、その色は女の子の好きな色だという意識が大きくなってきたようです。
息子は今でも家の中でしか使わない物は、その色を選びます。
また友達に会う可能性の低い場所では、気にせずにかわいいものを選びます。
でも学校に持っていく物は、男の子っぽい物や色を選ぶようになりました。
母親の影響でかわいいものが好きな子に育った息子ですが、最終的には周りの環境の影響が大きくなるのだと思います。
幼児期までは親の影響が一番大きいと思いますが、児童期になると友達の影響がどんどん大きくなってくると思います。
それでも、ジェンダー教育については今後も意識して続けていきたいと思います。