母親の直感
御三家に何の憧れもない我が家がなぜサピックスを選んだかというと、実はあまり深い理由はありません。
中学受験について調べだした頃、サピックスの存在を知って興味を持ち、息子をサピックスに入れてみようと思いました。
私のこれまでの人生を振り返ると、最初の直感で選んだものはアタリが多く、逆に悩んで途中で変更したものはハズレということがよくありました。
だから最初は自分の直感に従い息子をサピックスに入れてみようと思いました。
サピックスを選んだもうひとつの理由
首都圏の大手塾で一番入塾が難しいのはサピックスだと思っています。
去年の秋の入室テストが終わって少し経った頃にホームページを見てみると、校舎によっては既に募集停止している学年がたくさんありました。
また入塾のテストの問題も、四谷大塚の全国統一小学生テストやリトルスクールのオープンテストより難しいと感じました。
他の塾からサピックスに転塾したいと思っても、募集停止していたり入室テストが難しかったりと、とてもハードルが高いと感じます。
さらにサピックスは授業の進度が早いようなので、他塾から転塾すると最初は授業についていくのが大変になると思います。
だから最初はサピックスに入れるのが良いと思いました。
塾との相性
子供と塾の相性は実際に入ってみないとわからないし、先生や教室の雰囲気によっても大きく変わってくると思います。
親が授業内容の素晴らしさに感銘を受けたり、子供の性格に合うと思って入塾させても合わないこともあります。
負けず嫌いだからサピックスで競争するのが子供に合うと思っても、成績が上がらず負け続きで塾を嫌がるようになることもあります。
同じ塾でも校舎やクラスによっては雰囲気が違うこともありますし、親が事前に子供に合うかどうかを判断するのは難しいと思います。
ただ子供と塾ではなく親と塾の相性は、ある程度考えておいたほうが良いと思います。
サピックスは親のサポートが大変な塾だと聞きます。
私はもともと中学受験は息子と二人三脚で頑張りたいと思っているので、親のサポートについては覚悟しています。
でも親がサポートできない家庭の場合、優秀でしっかりしたお子さん以外は、手厚いといわれる塾のほうが良いかもしれません。
お弁当が必要な塾もありますし、帰宅する時間も塾によって違います。
また通塾に時間をとられると、家庭学習にかけられる時間が減ります。
そういった条件面が自分の家庭と合っているのかは、きちんと考えたほうが良いかもしれません。
我が家は通塾距離や帰宅時間などの条件面も許容範囲だったので、サピックスに通わせることにしました。
息子とサピックスの相性
息子はどちらかといえばおっとりした性格で、悔しさをバネに頑張るタイプというより、得意なことをもっと頑張りたいと思うタイプです。
サピックスは負けず嫌いの子のほうが合うと言われているので、息子のようなタイプには本来合わない塾なのかもしれません。
ただ今のところ息子は塾がとても楽しいと言ってます。
息子がそう思えるうちは、きっとサピックスは息子に合う塾なのだと思います。
先のことはわかりませんし、もしかしたらサピックスが息子に合わない塾になる日がくるかもしれません。
その時は息子の様子をきちんと見て、息子と話し合い、息子に合う塾を探そうと思います。