東大生のアンケート
以前ネットで、東大生が小学校に入るまでにしていたことのアンケートの結果を見たことがあります。
「プレジデントベイビー 0歳からの知育大百科 2019完全保存版」という本に掲載されていた内容で、記事の一部がネットにも公開されていました。
それによると、東大生で小学校の入学前に、ひらがなの読みができていた子は86.7%、ひらがなの書きができていた子は83.3%でした。
やはり最初に出遅れないようにきちんと準備されている家庭が多いのだと感じます。
就学前に、数字を100まで数えられた子は71.7%、1桁の足し算ができた子は56.7%、2桁の足し算ができた子は38.8%、3桁の足し算ができた子は15%、九九ができた子は23.3%でした。
残念ながら、東大生以外の一般家庭と比較するデータは掲載されてませんでした。
ですが個人的には一般の割合よりも、高いのではないかと考えています。
先取学習
先取学習は否定される事が多いです。
だけど、実際にこうやって数値として見てみると、良い影響はあっても、それほど悪い影響があるようには思えません。
私が考える先取学習が否定される理由は「 先取りしても無駄といわれる3つの理由 」でも買いていますが、私は息子に先取をさせて良かったと思っています。
今のところ感じるデメリットは、学校で習った漢字と習ってない漢字を覚えておかなければいけないことぐらいです。
ただ先取したら御三家や東大に入れるかと言われると、そうではないと思います。
元々持っている力を高めることはできても、子供を別人のような天才にすることはできないと感じています。
準備の重要性
優秀な子の場合は別ですが、普通の子は最初につまづかないように、しっかり準備することがとても大切だと思います。
なぜなら最初につまづいてしまうと、学校生活自体が辛くなるからです。
集団保育でしっかりと勉強していたような園児は別として、自由保育でのびのび育ってきた子供達は、環境の変化に慣れるだけでも一苦労です。
そんな状況の中で、新たに覚えなければいけないことがたくさんあるのは、本当に大変です。
以前ネットで、小1の宿題を終わらせるのに、1時間以上かかっているという方も見たことがあります。
自由に過ごせず周りに合わせる生活を強いられる中で、クタクタで帰ってきているのに、そこから1時間も勉強するのはしんどいです。
幼稚園時代から、自宅で長時間勉強していた息子ですら、入学直後は環境の変化に対応するのに精いっぱいで、本当にぐったりとしていました。
そんな状態で、新たにひらがなや足し算を一から覚えることになっていたら、絶対に学校が嫌になっていたと思います。
幼児期の先取は否定されやすいですが、子供が少しでも小学校生活を楽にスタートできるように、せめて入学後半年ぐらいの間に習う範囲だけでも、先取りさせてあげて欲しいと思います。