我慢して見守る
子供のやることに口出しせずに我慢して子供を見守るほうが難しいと言われる方がいます。
だけど、本当にそうなのでしょうか?
難易度の感じ方は人それぞれだと思いますが、子供に口出しすることで疲弊している親御さんも多いのではないでしょうか。
不登校児の親御さんの中には、子供に好きなことをやらせて、見守る選択をされる方も多いです。
そのような選択をされている方の中には、子供と喧嘩になったり、やらない子供にイライラするのが嫌で、そういった選択をされている方もいるのではないでしょうか。
努力
以前、ネットで見かけた小学校高学年の不登校児の親御さんは、不登校の子供を半年ほど見守った後、子供は十分に回復していると判断さして、子供を動かすよう努力をされました。
結果的に、お子さんは学校に通えるようになり、放課後も友達と遊びに行けるまで回復したそうです。
だけど、お母さんは日に日に疲弊されて辛そうでした。
毎回「〇〇しなさい」と言ってもなかなかやらないお子さんに怒り、ストレスをためこまれていました。
お子さんは回復したけど、今度はお母さんのメンタルが不安定になってしまいました。
パワー
子供を叱ることや、強制的に動かそうとすることはとてもパワーがいります。
子供が癇癪をおこしたり反発してくると、さらに気力も体力も削られて疲れてしまいます。
親は常にイライラしたりストレスがたまって、結果的に心を病んでしまうこともあると思います。
そのぐらい子供を動かすことは、親の負担も大きいと感じます。
口出しせず子供を見守るほうが難しいと言われる方もいますが、私は親が口出しして子供を動かそうと努力するほうが難しいと感じます。
その努力を続けるのが大変だから、早々に諦めて見守る形に切り替えられる方も多いのではないでしょうか。
だけど、そこで親が疲れて諦めてしまうと、子供がずっと動き出せないまま、将来的に辛い思いをすることもあります。
親は先に死ぬし、子供はいつかは自分で動かなければいけないのだから、どれだけ大変でも親は子供を動かす努力をしなければいけないのだと思います。
子供がある程度回復するまでは見守ることも大切だと思いますが、親が見守りを続ければ自分で動き出せる子ばかりではなりません。
だから子供の様子を見て、時期がきたら、親が強制的に子供を動かす努力をしたほうが良いと思います。