失敗のしすぎは危険 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

失敗のしすぎは危険

子供にはたくさん失敗させたほうが良い?

最近の教育論では、子供にはたくさん失敗させたほうが良いという論調が強い気がします。

でも、本当にそれが正しいのか私は疑問に思います。

失敗させたほうが良いというのは、その失敗から子供が学べる場合に限ると思います。

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失敗体験がいつしか日常になる

毎日当たり前のように失敗していると、その子の中でそれは失敗ではなく、ただの日常になります。

宿題を忘れて先生に怒られても、それが毎日続けば、宿題を忘れて恥ずかしいという気持ちは薄れていきます。

そしていつしか「忘れても別にいいか」という感覚になっていきます。

失敗体験がいきるのは本人がそれをきちんと失敗だと認識し、反省して変われる場合だけです。

失敗しすぎて失敗体験が日常になってしまえば、ただ悪い習慣をつけるだけになります。

失敗続きだと自己肯定感も下がる

当然ですが、失敗続きで怒られてばかりだと子供の自己肯定感も下がっていきます。

自分の心を守るために先生や周りの子供を批判する子もいます。

有名な不登校YouTuberの子の不登校のきっかけは、宿題を忘れて先生に叱られたことでした。

彼は先生に叱られても自分が悪いと反省するのではなく、むしろ周りの子供達をロボットのようだと批判しています。

彼の場合は運良く知名度をあげられたので、結果的には良かったのかもしれません。

だけど、彼のように人生がうまくいく子ばかりではないです。

失敗を失敗と思えるうちは良いですが、そう感じなくなってしまえば、反省することもなく相手が悪いと考えてしまう子もいます。

だから失敗体験を重ねて失敗が習慣化されてしまうのは、とても危険です。

失敗は諸刃の剣だと考えたほうが良いと思います。

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