幼児期の記憶 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

幼児期の記憶

幼児期の教育

以前、ネットで見かけた話ですが、ある難関私立中学から難関国立大学に行った父親は、「勉強なんて本人がするまでほっといたらいい」と言い続けていたそうです。

だけど自分の子供達の様子を見て、幼児期に自分が文字や英単語が読めて、計算もできてたのは、自分が母親から教育されていたんだと気づいたそうです。

その父親は放っておいても、子供は文字や英語が読めるようになり、計算できるようになると誤解していたようです。

教育格差をなくすために必要なこと」でも書きましたが、東大生の中には親に自由にさせてもらっていたと感じている人も多いようです。

だけど教育格差のデータを見て、本当に自由に自分で選んできたのではなく、実は親が色々とお膳立てしていたのだなと感じた東大生もいたそうです。

>> 息子のプロフィール

幼児期の記憶

幼児期の記憶を全て鮮明に覚えている人は少ないのではないででしょうか。

私自身、幼児期の記憶はそこまで多く残っておらず、幼稚園時代の印象的な出来事をいくつか覚えているぐらいです。

大抵の人は幼児期の普段の生活については忘れてしまっていることのほうが多いと思います。

中学受験殺人事件

犯罪者が過去に親に厳しく育てられたと語る場合、大抵小学生以降の話が多く、それまでどう育てられてきかについては不明であることが多いです。

中学受験殺人事件」で書いた父親も、子供が4年生で入塾するまでは、キャッチボールしたりゲームを買い与えたりして、子供をかわいがっていたそうです。

だけど、もしも被害者の子供が生きていたら、幼い頃の記憶よりも、高学年で教育虐待を受けた記憶が強く残っているのではないでしょうか。

犯罪者

厳しい家庭で育てられた結果、犯罪者になってしまう人もいます。

だけどその人達が親に厳しく育てられたという時期は、少なくとも幼児期前半の話ではないことが多いのではないでしょうか。

なぜなら多くの人は4歳前後の記憶がいくつか残っている程度で、幼児期の生活の全てを鮮明に覚えているような人は、ほとんどいないからです。

だから親が幼児期前半に甘やかして育てた結果、聞き分けなのない子に育ってしまい、その後に親が厳しくしたことだけが子供の記憶に残ってしまっているケースも多いのではないかと感じます。

ちなみに昔読んだ本にも、日本には、子供が幼い頃は甘やかして育て、少し大きくなると厳しく育てる親が多いと書かれていたと思います。

悪いこと

人は悪いことのほうが記憶に残りやすいようです。

私が覚えている幼少期の記憶も、どちらかといえば嫌だったり怖かった記憶が多いです。

だから犯罪者が幼児期に、本当はどのように育てられていたのかを知るのは難しいと思います。

例え犯罪者が厳しく育てられたと自分で言っていたとしても、それはあくまで少し大きくなってからの話な上に、悪い記憶が中心となってしまっていることが多いと思います。

また「親の影響」でも書いたように、子供自身は厳しく育てられたと思っていても、実際の親は放任主義で、厳しく育てていないいケースもあると思います。

幼児期

私は幼い頃ほど、子供にきちんと善悪を教えて、ルールを守らせることが大切だと考えています。

幼児期は甘やかして大きくなったら厳しくするのではなく、幼児期こそ厳しく育てるべきだと思います。

ちなみに私が思う厳しい子育てとは、親が一貫性を持ち、約束したことは親も子供も守る子育てです。

厳しいしつけ」でも書きましたが「〇〇したら△△するよ」と怒鳴って子供を脅し、実行しないというのは、むしろゆるい子育てだと思います。

子供は幼児期の大半の記憶を忘れてしまうかもしれませんが、一度ついた良い習慣は、それ以降も続くことが多いのではないでしょうか。

だから、幼児期こそ手をぬかず、きちんと育てることが大切だと感じます。

タイトルとURLをコピーしました