図形問題
息子は幼稚園に入園する前の未就園児の頃に幼児教室に通っていたことがあります。
幼児教室に通わせた理由は、当時息子の人見知りがとても激しくて、入園後に母子分離できるか不安だったからです。
幼稚園に入園してから、急に親と離れて長時間幼稚園で過ごすことになるよりも、早くから少しずつ親と離れる機会を作って慣らしていくほうが良いと思い、母子分離型の幼児教室に入れました。
大衆向け
息子が通っていた幼児教室は、小学校受験や幼稚園受験向けの高額な幼児教室ではなく、大衆向けの教室です。
たまたま体験会をやっているのを知り、息子に体験させてみたところ楽しそうにしていたので、その教室に通わせることにしました。
その教室は最初に一括で教材代を支払い、授業のたびに、教材が配られる教室でした。
教材と言っても2歳から3歳向けの子供用の教材なので、内容は遊びに近い知育のような内容でした。
座る練習
幼児教室には通わせたことは、良かったと思っています。
まず幼児教育に通ったおかげで、座って集中して何かを取り組むという練習になりました。
幼児教室で受け取った教材は、次の幼児教室の日までに家庭で遊んでくださいと言われます。
息子とも平日のあいた時間に、机に向かって幼児教室の教材を使いながら一緒に遊んでいました。
思えば息子の学習習慣は、ここが始まりだったのかもしれません。
本格的に鉛筆を持って勉強する前に、まず机に向かって何かをやるという習慣化ができていたからこそ、息子はスムーズに学習習慣をつけられたのかもしれません。
母子分離
その幼児教室では、最初は親が後ろの席で見守りますが、その後子供達に気付かれないように、そっと教室の外に出るシステムでした。
子供達は夢中で遊んでいるので、親がいないことには気付きません。
だけど、後ろを振り返った時に親がいないことに気付くと泣き出す子もいます。
どうしても泣き止まない場合は、親が呼び戻されて、また後ろの席で見学するシステムでした。
息子と離れるのは幼児教室が初めてだったので、私はとても不安で、いつ呼び戻されても良いように教室の前で待機していました。
だけど、私の心配とは裏腹に、息子はすんなり母子分離ができました。
最初に私がいないことに気付いた時も泣くこともなく先生と遊んでいました。
その時は少し寂しい気もしましたが、それまでの幼稚園にきちんと通えるかという不安は払拭されました。
実際に幼稚園に入園してからも、一度も行き渋ることなく楽しく通えていました。
ちなみに子供は愛着形成がきちんとできていると、親がそばにいなくても、つながりを感じて、安心して外の世界と関わることができるそうです。
卒業
幼児教室は自宅からは少し遠かったこともあり、休みの日に通っていました。
1年通ってみて、幼児教室の内容には満足していましたが、幼稚園入園後の週末は、家族でのおでかけの時間を大切にしたいと思い卒業することにしました。
私は幼児教室に通えば、子供が、かしこくなるとは考えていません。
だけど机に向かって遊ぶ練習などは、本格的な学習習慣をつける前の準備には良いと思います。
もちろん幼児教室に通わなくても、自宅でやることはできます。
ただ、今でも息子と幼児教室に通った日々は良い思い出です。