新幹線の窓際
以前、子供に景色を見せたいという理由で、新幹線の窓際の席をかわって欲しいと子供の親からお願いされた話を、ネットで見かけました。
その方はきちんと断られたそうですが、それに対して、子供を持つ親御さんが冷たいとコメントされており、驚きました。
どんな事情があるのかはわかりませんが、どうしても子供に外の景色を見せたいのであれば、親が事前に指定席をおさえるべきだったのではないでしょうか。
他にも親子で映画館に行った際に、離れた席しか取れず、間の方にかわって欲しいとお願いして、席をかわってもらえたという話もあります。
ですが、例えかわってもらえたとしても、譲ってくれとお願いした時点で、個人的にはマナー違反だと感じてしまいます。
見えやすい席
私も子供がいるので、子供に景色を見せてあげたいとか、できるだけ見えやすい席で見せてあげたいという気持ちはわかります。
だからこそ早くに予約したり、可能ならば、ひとつ後の電車にしたり、できる工夫はしています。
それでも良い席が取れなかいことも当然あります。
だからこそ周りへの配慮として「見えない」などの苦情は、会場内で言わないように、息子には幼い頃から言い聞かせています。
与えられた環境で楽しむ
何でも思い通りになるというような経験は、子供にとっても良くない気がします。
ましてや他人の権利を奪ってまで、子供に快適な環境を与えるのは教育上よくないと感じます。
例え見えにくい席であっても、その席で楽しむという経験も、たまにはしたほうが良いのではないでしょうか。
そうやって与えられた環境の中でで楽しむ力というのは、子供にとって案外大切なことのように思います。