厳しい先生が好き
小学校に入学して少し経った頃、息子が「〇組の先生はすごく厳しいんだよ」と話してきました。
そのあと、てっきり「〇組じゃなくて良かった」と言うと思ったのですが、息子はなんと「〇組いいなぁ」と言いました。
「厳しい先生がいいの?」と聞きなおしましたが、息子は「そうだよ」と答えていました。
確かに息子のクラスの担任の先生は、とても優しくて良い先生です。
私は担任の先生を否定したくなかったので「〇〇先生も優しくて良い先生だよ」と言いました。
ちなみに息子は、普段は担任の先生のことが大好きです。
だけど、その時は息子の中で何か思うことがあったのだと思います。
息子は正義感が強いです。
だから友達の嫌がるようなことをしてる子がいたら「やめなよ」と注意しに行きます。
ただ息子が止めても、なかなか素直にやめてくれる子はいないようです。
息子は優しいので、怒鳴ったり実力行使で友達を止めることができません。
幼稚園時代は友達同士で多少ふざけ合うことはあっても、友達が嫌がるようなことや危険なことをする子はいませんでした。
だけど小学校に入学し同級生も増え、幼稚園の時のような穏やかな日常ではなくなってきているのだと思います。
「暴力的な子」にも書きましたが、中には手が出てしまう子もいます。
息子が厳しい先生のクラスの子をうらやましいと思ったのは、厳しい先生にきちんと注意して欲しいと思っていたからなのかもしれません。
子供の本音
息子が厳し先生のクラスの子をうらやましがった時、私はその理由を深く考えませんでした。
「優しい先生のほうが良いのに」とか、「変わった子だな」ぐらいに軽く考えていました。
でも子供の何気ない言葉の奥には、子供の本音が隠れているのかもしれません。
息子の様子や話を聞く中で、注意しても悪いことをやめてくれない友達に困っていたのだと、最近になって気がつきました。
子供の本音や本心に気付くのは、なかなか難しいです。
だけど息子のSOSは、なるべく見逃さないようにしたいと思います。