凸凹
以前インターネット上で見かけた話ですが、発達障害の子を持つお母さんが、医師から「凸を伸ばそうとお母さんが頑張るのは、実は危険なこと」だと言われたそうです。
凸の部分は親が言ったり、何かしなくても、子供は自らやっていくそうです。
私達だって、自分の好きなことや趣味は、時間があれば勝手にやるし上達しますよね。
でも嫌なことや、面倒だと感じることって、なかなか手につかないし、その分、上手になることもありません。
だから、子供の好きなことを伸ばそうとするよりも、子供の苦手な部分をどう補うかを、親は子供と一緒に考えてあげるほうが良いと思います。
長所を伸ばそうとする
その方が医師から聞いた話では、子供がどんな凹を持っているかを知って、どう工夫してやり過ごすかが大切そうです。
発達障害のお子さんを持つ親御さんの中には、子供の短所を見ずに、長所をのばそうとする方は多いです。
でもその結果、悲惨な結果になった人を、その医師は、たくさん見てきたとおっしゃっていたそうです。
実際、悲惨な状況にな状況になっている人をネット上で見ていても、やはりそういう育て方をされてきた方が多いと感じます。
私が実際知っている兄弟全員不登校の家庭も、やはり自由にのびのびと好きなことだけして過ごしていました。
周りに合わせて、苦手を練習させるのではなく、好きなことをしてれば、いつか才能が花開くと考えられている方もいます。
ただ、その結果、少し我慢もできない我儘な子になってしまい、学校にも行けなくなってしまう危険性もあります。
発達障害の将来
何度かこのブログでも書いていますが、発達障害の人の年収は普通の人の年収よりも低いです。
また、発達障害の人は身体的な障害の方よりも、障害者枠の中でも就職の際に不利になるという話も聞きます。
実際に「発達障害に対する偏見への恐怖」にも書いたように、好きに生きてきた人は、働いてからも自由に生きていた頃の癖が抜けず、会社のルールを守れない人もいます。
私は苦手なことがある子や、周りに合わせることが苦手な子ほど、時間をかけて家庭や学校で、少しずつ慣らしていくべきだと思います。
それが将来的に、子供にとっても良い結果になるのではないでしょうか。