子供に干渉しない親 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

子供に干渉しない親

過干渉

過保護や過干渉な親は世間的に見ても、あまり良い印象を持たれないことの方が多いと思います。

逆に子供の意思を尊重して、干渉せずに子供を育てる親は、良い親だと言われることが多いと感じます。

だけど、それは本当に良いことなのでしょうか。

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興味

子供に干渉せず子供の意思を尊重するという親御さんの中には、子供の将来に対する興味関心が薄いと感じる人もいます。

親である自分の人生は自分のものであり、子供の人生は子供のものだから、子供の将来に対しても、自分には責任がないと考えている方もいます。

子供が不登校になっても、子供の問題だと言い、子供の意思を尊重して、好きなだけゲームをさせて過ごさせた結果、不登校期間が長引いてしまう子も世の中にはいます。

そうなってしまった子に対して、成人したら家から追い出すと言われているような親御さんも、ネット上では見かけます。

尊重

日本では、子供の意思を尊重する子育ては素晴らしいという風潮が強いと感じています。

だけど、意思が弱く目先のことを優先してしまう子を自由にさせた結果、楽なほうに流され続け、何もしないまま大きくなってしまったのは、親の責任でもあるのではないでしょうか。

親が何の干渉もせずに自由に育てても、きちんと自分の進むべき道を見つけて、自分で課題をこなして、成功できる子もいます。

だけど、そういう優秀な子に注目し、自分の子も放っておいて大丈夫だろうと思うのは、少し無責任だと感じます。

自立

意図的養育と放任的養育」でも書いていますが、放任主義の家庭の子よりも、親が干渉している家庭の子のほうが、学歴達成という観点では優秀に育っています。

学歴が高いほうが、将来自立できる可能性も高くなります。

子供を放任主義で育てると学歴が低くなりやすく、選べる仕事が少なくなるので、さらに自立が難しくなることも、あるのではないでしょうか。

また「回避癖を防ぐことの大切さ」で書いたように、面倒なことから逃げる回避癖がついてしまうと、子供はやっても無駄と考えるようになり、何もしなくなってしまうこともあるようです。

だからこそ、幼い頃は親が適度に干渉して、やるべきことは最後までやるという習慣を、子供につけておいたほうが良いと思います。

子供の問題だから関係ないと言って放置しても良い方向に向かわないこともあります。

不登校から復学できる子は、4人に1人と言われています。

子供の問題だと放置せず、子供の将来のことを真剣に考えて、親も様々な方法を模索する義務があると私は思います。

親の責任

私は子供を育てる上で、親にもある程度の責任はあると考えています。

もちろん全てが親の責任だとは思いませんし、成人後に周りの影響で、子供が変わってしまうこともあると思います。

だけど高校を卒業する頃までに、子供の将来を見据えた家庭教育をしていくこおくことは、親の責任だと私は考えています。

親が何もせずに子供を自由にさせ続けた結果、子供が自立できないのは、やはり親の責任が大きいのではないでしょうか。

時には突き放すことも必要かもしれませんが、成人後に急に家から追い出すぐらいなら、もっと幼い頃から子供がきちんと自立できるように、親が導いていったほうが良いと私は思います。

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