あの先生大嫌い
以前、サピックスの帰りに、子供が、近くにいた親御さんに「ぼく、あの先生大嫌い!」と大きな声で言っているのを見かけました。
子供によって、先生に対する好き嫌いはあって当然だと思います。
だけど息子はあまり先生に強いこだわりはなく、好きな先生はいても、嫌いな先生はいないようです。
「先生が叱ってくれたり、厳しく採点してくれる時のは、〇〇(息子)が大きくなる前に〇〇(息子)のことを良くしてあげたい」と思っているからなんだよと、よく言いきかせているからなのかもしれません。
先生に叱られる
実は、少し前に、サピックスで誤解されて、息子は何も悪くないのに、叱られたことがあったそうです。
息子は正しいことをしていたので、それを先生に説明しようとしましたが、先生が聞く耳をもたず、あまりの圧の強さに押されて、素直に指示に従うことにしたそうです。
そして、帰り道に、息子に相談をされました。
私はサピックスの対応に不信感を感じ、すぐに戻って、問い合わせました。
結果的に、間違えていたのは先生のほうで、全面的に先生が悪く、息子は先生に謝罪される形になりました。
普通なら、そんな先生は大嫌いだとなりそうなものですが、息子は謝罪の後は、何とも思っていないようで、その先生が教える日も楽しそうに通塾しています。
嫌いな先生
「担任の先生との相性はある」でも書きましたが、息子は基本的に嫌いな先生がいません。
例え先生のほうから軽く嫌われていても、幼さと鈍感さゆえに、気付いていないのだと思います。
息子は発達障害の傾向もあり、相手の悪意や嫌悪感に気付きにくいのかもしれません。
これは現時点では息子の長所だともとれますが、高学年になり、先生が厳しくなった時や、空気を読むことが大切になった時に、本当に大丈夫か不安でもあります。
ただ、誰にでも合わせられるのは、やはり息子の長所だと思いますし、私も叱るべきところはしっかりと叱り、先生から叱られることにも、ある程度は慣れさせていきたいと思っています。
少し前は叱らない育児が流行ったりしましたが、不登校や引きこもりの子の増加を見ていると、やはり幼い頃から、家で全く叱られないのも問題が出やすいと感じます。
息子は幼少期から今でもHSCの傾向が見られます。
だけど、悪いことをした時は、きちんと理由も説明して叱ってきたので、叱られるのを過剰に怖がることはありません。
もし私が一切、息子を叱らず育てていたら、幼稚園の先生も優しい先生ばかりだったので、HSCの傾向が強くなり、叱られるのが嫌で学校や塾に行けなくなっていたかもしれません。
だから、悪いことは悪いことで、年齢に応じて、叱り方を変えつつ、きちんと理由を教えながら叱っていくことも大切なことだと思っています。