世界一かしこい
SNSなどを見ていると、幼い子供が自分のことを「世界一かしこい」とか「世界一かわいい」と言ってるのを見て、自己肯定感が高いと喜ばれている方もいます。
だけど、それって本当に自己肯定感なのでしょうか?
個人的に、極端に自己評価が高い子は、自己肯定感が高いというよりも幼児的万能感が強い子で、自分で自分を冷静に見る力が欠けているのではないかと感じています。
修正
幼児期までは、幼児的万能感が強い子も多いので、大きな問題にはならないと思います。
だけど就学後は徐々に修正していかないといけません。
ただ就学後に急に自分は周りの子よりもできないと感じると、子供は過度な劣等感を抱いてしまい大きなストレスをかかえる可能性もあります。
だから普通の子の場合は、就学前の準備は入念にした上で、子供に「何でもできる天才ではない」ということを、少しずつ教えていくほうが良いのではないかと思います。
根拠のある自信
小学生になれば、嫌でも点数や順位のつくことは増えます。
そこで急に自分は凡人だと思い知るぐらいなら、はじめから凡人だと教えておいたほうが良い気がしています。
だから息子にもそういった話は、幼稚園時代から少しづつしています。
そのかわり努力してできるようになったという経験を多くつませたり、日常的に努力していることを褒めていくと良いと思います。
根拠のない自信よりも、凡人の自分でも努力すればできるようになるという自信を育てていくことのほうが、普通の子には大切なのではないかと感じています。
幼児的万能感ばかりが強いまま大きくなると「有名付属大学に進学せずに夢を追う」でも書いたように、かなわない夢を追いかけて、最終的に低収入になり後悔することもあります。
だから幼児的万能感については、早い段階で少しずつなくしていくほうが良い気がしています。