幼い子供は正しく発音できない
たまに子供に赤ちゃん言葉を教えないほうが良いという人がいます。
後で言い換えるのは大変だし、最初から正しい言葉を教えたほうが良いという理由らしいです。
だけど、私はこの考え方には反対です。
確かに親は教えなおす必要がないし楽かもしれません。
だけど最初から「くるま」や「お母さん」と正しい発語ができる子は、ほとんどいないのではないでしょうか?
言葉を話し出した頃の子供って、何を言ってるかよくわからないことも多いです。
「愛情不足」でも書きましたが、息子は「ママ」「パパ」の次に「だいちー」と言う謎の言葉をよく発するようになりました。
少し経ってから「だいちー」は私が息子にいつも言っている「大好き」という言葉だと気づきました。
幼い子供にとって、言葉を正しく発音することは、とても難しいことです。
だから赤ちゃん言葉のように、幼い子供でも無理なく発音できるような言葉が考えられたのだと思います。
大切なのは通じた喜び
私は言葉を正しく覚えるよりも「言葉が通じた」「自分にもできた」という子供の気持ちが、一番大切だと考えています。
その重要性を考えれば、言い換えはの苦労はたいした問題ではないと感じます。
一番大切なのは子供の気持ちです。
息子も小さい頃から頑張って話して私に通じた時は、ものすごくうれしそうな顔をしていました。
言葉が通じない経験ばかりが積み重なってしまうと、子供は話そうという意欲すらなくしてしまうこともあります。
大切なのは正しい言葉を話すことよりも、子供の意欲をそがないことだと思います。
赤ちゃん言葉からの言い変え
私は息子の赤ちゃん言葉からの言い変えで苦労した記憶が一切ありません。
「パパ」と「ママ」以外の言葉は、意図的に言い変えさせた記憶がないので、息子は自然と自分で言いかえるようになったのだと思います。
毎日読み聞かせをしていれば、赤ちゃん言葉とは別の表現があることに、子供は徐々に気づいていくと思います。
わざわざ教えなおさなくても、普段の生活の中で色々な呼び方があることを知る機会はたくさんあります。
もし不安ならこども図鑑などで、少しずつ他の呼び方があることを教えていくのも良いと思います。