愛情のない親なんてほとんどいない
よく子供が問題行動をおこすと、親の愛情不足だと言われることがあります。
だけど私は子供を愛していない親は、ほとんどいないと思っています。
ただ、子供に親の愛情が正しく伝わっておらず、子供が親の愛情を認識できていないケースはそれなりにあると思っています。
愛情って心の中で思うだけでは伝わらないことが多いです。
だから、うまく伝えられない人ほど意識して子供に伝える必要があると思います。
親の努力と愛情が伝わるかは別問題
例えば疲れていても毎日子供を公園に連れて行ったり、しんどくても毎日子供の遊びに付き合ったり、手作りで栄養のあるご飯を作ったり、そういったことも親にとっては子供に対する愛情表現のひとつになるでしょう。
それらがダメだというわけではありません。
ただ日常生活の中で毎日行われることは、子供の中では当たり前のことだと認識されやすいです。
親が自分のことを愛しているから毎日努力してくれているんだとは気づかない子が多いと思います。
むしろ毎日不機嫌そうに嫌々遊び付き合っていたり、そのせいでストレスをため込んで叱ってばかりになるなら子供に愛情を伝える上では逆効果となる場合もあります。
親がどんなに子供を愛していたり、愛しているからこそ努力していても、それが子供に伝わっているとは限りません。
「子供の寝顔にあやまる」にも書きましたが、子供は親の気持ちをわかっていて当然という考えはよくないと思います。
確かに親が何も言わなくても愛情を感じとれる子供もいますが、そういう子供ばかりではありません。
親は積極的に口に出したり行動に表して、子供に愛情を伝えていったほうが良いと思います。
子供が喜ぶうちは愛情を口に出す
私は子供が喜んでくれるうちは、愛情はどんどん口に出して伝えて良いと思います。
最初は気恥ずかしいと思っていても言ってるうちに慣れていきます。
言葉の通じない乳児の頃から言い続ければ、親もそれが当たり前になりやすいです。
私も息子が生まれてすぐから、ずっと「大好き」という言葉を口に出していました。
息子が「ママ」「パパ」の次に覚えたのは「大好き」という言葉でした。
小さい子供は正しく発音できないので、息子はずっと「だいちー」と言っていて、それが「大好き」だと気づいたのはかなり後でした。
たぶん息子は親から愛されているという自信だけは、かなり持っていると思います。
その自信が息子の中の自己肯定感を形成する要因のひとつになっていると感じます。
スキンシップは多めに
子供とのスキンシップは大切だと思います。
特に子供が小さいうちは、親とのスキンシップで愛情や安心感を感じる子も多いと思います。
スキンシップをとりながら愛情を言葉に出すのが一番良いと思います。
もし日中にそういった時間をとるのが難しい場合は、夜寝かしつけの時に必ず抱きしめて愛情を伝える習慣をつけると良いと思います。
私も息子を寝かしつける時間に「〇〇(息子)と一緒にいられて、お母さんは幸せだよ」「生まれてきてくれてありがとう」「大好きだよ」と毎日伝えていました。
その影響がどの程度あったかはわかりませんが、息子は幼い頃から素直で優しく精神面は安定していたと思います。
子供にわかりやすい形で愛情をしっかりと伝えていくことは大切だと思います。