不登校児とゲーム制限 | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

不登校児とゲーム制限

アンケート

以前SNSで、不登校児の親御さんに向けて、お子さんの1日のゲーム時間について、アンケート調査されいる方を見たことがあります。

200人以上の方が回答されていましたが、結果は8時間以上ゲームしている子が一番多く30パーセント弱で、次に多いのが僅差で2時間から5時間でした。

ゲーム時間が0時間から2時間までの子は全体の4分の1弱でした。

つまり、そのアンケートに答えられた不登校家庭の7割以上の子供が、毎日2時間以上ゲームをしていることになります。

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比較

少し気になったので、不登校児に限定しない子供の1日のゲーム時間に関するアンケートを探してみたところ、昨年行われたニフティキッズ訪問者を対象としたアンケート結果を見つけました。

このアンケート結果を見ると、1日のゲーム時間が2時間以内の子供の割合は、ゲームを全くしない子も含めると7割ほどとなっています。

つまり1日のゲーム時間が0~2時間以内の子供の割合は、不登校児に限定したアンケートと一般のアンケートでは、倍ほど違うのです。

制限

他にも不登校児の親御さん限定で、ゲームを制限したり勉強をさせているかというアンケートもありました。

するとゲームを制限せず勉強もさせていない家庭が一番多く、全体の4割以上の割合でした。

ゲーム制限なしで勉強させている家庭も含めると、ゲームを制限していない家庭は6割以上となりました。 

肯定的な意見

そのアンケートに対して、ゲームを制限をしないことに対する肯定的な意見が多くみられました。

ですが、そういった方達を見て見ると、兄弟全員不登校だったり、子供の不登校が何年も続いてる家庭も多いと感じます。

つまり子供に無制限で長時間ゲームをさせることで、結果的に子供の再登校が遠のいてしまっているとも考えられるのではないでしょうか。

現在も不登校の子供達の中で割合が高いということは、その状態を続けていても不登校から抜け出せる可能性は低いということだと思います。

好きなことだけする生活

不登校児の対応として、子供の好きなことを好きなだけさせたほうが良いという話は本当によく聞きます。

だけど、その結果、悪い習慣が根付いてしまい元の生活に戻ることが困難になっているケースも多いと感じます。

親御さんの中には、当初子供を再登校させるための充電期間として好きに過ごさせていたはずなのに、いつのまにか子供が元気なら良いとか、親子仲が良ければ良いというふうに、解決すべき問題がすり替わってしまっている方も多いと感じます。

子供が将来働かなくても一切困らないような資産家の方は、それでも良いかもしれません。

ただ、そうでない家庭の場合、将来的に8050問題のような事態に陥ることも考えられます。

親が資産家でないのなら、子供を将来自立させることは重要だと思います。

だからこそ、私はただ子供の好きなように過ごさせるという対応が正しいとは、どうしても思えずにいます。

今後不登校に関する調査がもっと進み、本当に効果のある解決策や予防方法が広まることを願っています。

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