子育てのターニングポイント | 普通の子がこつこつ頑張る中学受験

子育てのターニングポイント

ターニングポイント

私には自分の子育てを振り返って、あそこがターニングポイントだったのかなと思う日があります。

それは息子が2歳の時でした。

その日は家族旅行中で、観光地で遊んだ後に電車でホテルに向かっていました。

息子は夫が抱っこ紐で抱っこしていました。

少し離れた場所の席が空き、夫が「座ってきたら」と声をかけてくれたので、疲れていた私は座ることにしました。

夫はドア付近に立って息子をあやしていましたが、途中でぐずりはじめたようで、仕方なくスマホで動画を見せていたようです。

>> 息子のプロフィール

スマホ動画を見たいとぐずる

電車から降りてスマホで動画を見せるのをやめると、息子はもっと動画を見たいとぐずりだしました。

その後、改札を出てすぐの場所にある飲食店に入ったのですが、息子のぐずり方はどんどんエスカレートし、最終的には泣き叫んでスマホを見ることを要求してきました。

私はスマホは見せずに息子を抱っこして店の外に出ました。

そしてスマホは見せられないことや、お店の中で騒いだら、お店でご飯が食べられなくなってしまうことを話しました。

私と2人の時は落ち着いてうなずいていましたが、店内に戻って夫の顔を見ると、またスマホを見たいと騒ぎました。

その後、店の外に出て説得することを2回ほど繰り返し、お店でご飯を食べるのは諦めました。

既に注文はすんでいたので、私と息子は先にホテルに帰り、頼んだ料理は夫が1人で食べました。

ホテルに帰ってから、騒いでもスマホは見せられないことや、騒いだせいで息子の好物が食べられなくなったことを話しました。

息子の食事は帰りに夫にコンビニで買ってきてもらって、ホテルで食べさせました。

もしスマホを見せていたら

もし、あの時、息子がぐずるからとスマホを見せてご飯を食べさせていたら、息子は今とは違うように育っていた気がしています。

あの時スマホを見せていれば、息子はぐずればスマホが見られると学んだり、親が一度ダメだと言っても泣き叫べば覆せると学んでいたと思います。

2歳の子はまだ脳の発達が未熟で我慢ができないと言われています。

ただ、これは絶対ダメなんだとか、泣き叫んでも状況は変わらないんだと学べば、次から要求しなくなることはあると思います。

実際に、それ以降、息子がスマホを見たいと騒ぐことはありませんでした。

スマホとの決別

親がダメだというものは絶対にダメなんだと理解する時期が遅くなるほど、子供は間違えた成功体験を積んでしまう気がします。

だだをこねて泣き叫べば、親は何でも言うとおりに動くと学んでから修正するのは大変です。

ちなみに、その日を境に息子にスマホを見せることはやめました。

息子には普段からスマホで動画を見せていたわけではなく、本当に仕方がないと思う時だけ使用していましたが、それ以降は一切禁止にしました。

今でも何かを調べたりする時以外にYouTubeなどを見せることはありません。

それもまた子育てをする上で、良かったと思っています。

シールブックや絵本

我が家は息子にスマホを見せない代わりに、外出の際にはシールブックや絵本などを持ち歩いていました。

それでも店の中で騒いだりルールが守れない時は一度外に出たり、最悪の場合は帰ることにしていました。

そのうち息子も騒いだりルールを守れないと悪いことがおきると学んでいったようで、店の中で騒ぐようなことはなくなりました。

読書習慣

息子には2歳からひらがなを教えていて、3歳前半頃には字が読めるようになっていました。

だから字が読めるようになってからは、自分で本を読んで待つのが習慣になりました。

あの時に、自分が外食することを優先して息子にスマホで動画を見せていたら、動画を見て待つことが習慣化され、読書習慣はついていなかったのではないかと思います。

動画と絵本なら大半の子は動画を見たがると思いますし、息子も動画を選ぶでしょう。

でも動画という選択肢がない状況だったからこそ、息子は夢中で本を読んだのだと思います。

小さい頃こそ動画のような楽で刺激が強いものよりも、自分で本を読んだり、手を動かす経験が大切ではないかと感じています。

息子が勉強を嫌がらないのは、そういった過去の経験も影響しているのではないかと思います。

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