サピックスオープン
あくまで個人の憶測ですが、最近サピックスの偏差値が低い理由が何となくわかってきた気がしています。
サピックスの偏差値とは、一般的にサピックスオープンという模試の偏差値表の数値をさしていることが多いと思います。
例えば「○○中学の偏差値はサピックスのだと△△で、四谷大塚だと□□」というふうに使われることが多いと感じています。
このサピックスオープンという模試は、難易度が高く、外部の偏差値が高い子供達も受けるようです。
さらにサピックスに通っている中でも偏差値が低い子供達は、サピックスオープンを受けないこともあるようです。
ネットを見ていると、特に5年生のサピックスオープンは、今受ける必要がないと感じて、回避されている方もちらほら見かけます。
難易度の高い模試
サピックス生以外の成績上位層が模試を受けて、サピックス生の下位層が抜けるのであれば、当然偏差値は高く出ます。
だからサピックスに通っていても、純粋にサピックスオープンの偏差値表を参考にして学校を選ぶのは良くない気がしています。
例えば確認テストや復習テストなどの範囲が決まっているテストだと点数がとれる子でも、範囲のない難易度の高い模試だと点数がとれないこともあると思います。
特に息子のように基礎問題でミスせずに点数を稼ぐようなタイプの子供は、難問中心の模試では点数がとれない可能性が高いと考えています。
基準
現実的な志望校を考える場合、普段のサピックス内のテストの偏差値だけを基準にするのは良くないのかもしれません。
サピックスの偏差値表は、あくまでサピックスオープンの結果を基準にした偏差値表なので、普段のサピックス内の立ち位置がそのまま反映されるとは限らないと思います。
だから4年生の時点でサピックスの偏差値が50台後半だとしても、最終的にサピックスオープンの偏差値表の50台後半の学校に合格するのは厳しいのではないかと考えています。
努力型の普通の子は偏差値を維持するだけでも大変で、後で偏差値をぐんとあげられるのは、それまでサボっていた優秀な子だけだと思います。
息子は優秀な子ではなく普通の子なので、冷静に偏差値や相性を見つつ、あまり高すぎる希望は持たないようにして、こつこつ頑張っていきたいと思います。