ゆるい子育て
我が家は勉強と躾に関してはかなり厳しく育てていますが、実は他の部分はわりとゆるく育てています。
特に息子の怖いという気持ちについては、昔からできるだけ尊重するように気をつけています。
息子は幼い頃、高いところが苦手でアスレチックやジャングルジムなどは、怖がってやりたがりませんでした。
世の中には、幼い子が恐れずにアスレチックに登っていく姿を見て、自分の子と比べ焦る親御さんもいます。
公園で「あんなに小さい子でも登ってるよ」と、怖がる子供を強制的にアスレチックに登らせようとする方も見かけたことがあります。
でも私の中に、そういった焦りはありませんでした。
例え一生アスレチックに登れなくても、将来息子が困ることはないと考えていたからです。
だから遊びに関しては、無理にチャレンジさせたことはありません。
成長を待つ
アスレチックなどの遊びは、息子が成長して自分からやりたいというまで待ち、最初は後ろで支えながら少しずつやり方を教えて慣れさせました。
それでも幼稚園に入園する頃には、ある程度まで登れるようになっていたと思います。
息子は今では普通にアスレチックやジャングルジムに登って遊んでいます。
ただ、大人でも怖いと思うぐらい高さのある物については、途中で怖くなっておりてくることもあります。
怖い気持ちは大切
私は怖いと思う気持ちは大切だと考えています。
近年の教育論では何にでも果敢に挑戦できる子が良いとされることが多いですが、怖いから途中でやめるというのは決して悪いことではないと思います。
怖いと思う気持ちは、危険から身を守るために必要な力です。
悪いことや危険なことに巻き込まれそうになった時に、踏みとどまる力にもなると思います。
だから息子には、危ないことを怖いと思う気持ちは、持ったままでいて欲しいと考えています。
最近は体も大きくなり何かを怖がることは減りましたが、息子の怖いという気持ちには、これからも、なるべく寄り添っていきたいと思います。