負けろ
少し前に息子の小学校でイベントがありました。
その日にトイレで別のクラスの男の子が、息子に対して「負けろ」と言ってきたそうです。
息子は無視して言いかえさずに、その場を去ったようです。
だけど本心では「負けろ」と言われたことがショックだったようで、帰ってきてから私にその話をした時に、我慢していた涙があふれだしました。
私は息子を抱きしめて「辛かったね」、「我慢できて偉かったね」となぐさめました。
負けず嫌い
負けず嫌いだったり、勝つことに執着する子は、中学受験では有利だと言われることが多いです。
だけど例え中学受験や人生で勝ち組になれたとしても、その人は本当に幸せなのでしょうか。
どんな世界にも上には上がいますし、その中で一番になるのは至難の業です。
個人的には、ずっと負けたくないと思いながら、誰かと競争して生きていくことが幸せだとは思えません。
過去の自分との競う
息子には、今回のこともふまえて、負けたくないと思う気持ちは大切だけど、それに縛られ過ぎるのは良くないという話をしました。
そして「勝ったらうれしいけど、負けても精一杯努力したならそれで良いと思えることが大切だよ」、「競うのは他人ではなく、なるべく過去の自分とにしようね」と言い聞かせました。
今後、息子は中学受験で否が応でも他人と競争させられます。
だけど、その時になるべく「人は人、自分は自分」と思えるように育てたいなと思います。